afurikamaimaiのブログ

この道は行き止まりだ。引き返せないよ。

空調がもたらす平穏。

休日はなるべく出歩かないことにしている。

酷暑酷寒の季節は特にそうだ。

しかしこの夏は冷房がいかれていたのでしばらく涼みに外出していた。

安上がりに済ますために冷房の効いたモールとかをぶらぶら。

今ならイケアに集まる中国人の気持ちが分かる。涼しいよね。

民度低いと思うけど、そんなことどうでもよくなるくらい気持ちいいんだからしょうがないじゃん、て。

それでも出かけると何か買うわけで、後からどうでもいいものを買ったなぁと後悔する事も多々ある。

お前は本当に成長しないね。

 

そんな生活ともようやくおさらばして、空調が機能する休日を久々に過ごしている。

すばらしいね。

スイッチ一つで快適すぎる。

人類はこれぜったい温暖化克服できませんよ。

少なくとも吾は無理。

温暖化阻止のためにちょっと設定温度上げようね活動とか、快適さに比べたらどうってことないですよ。

というか冷房は麻薬です。こんなものを人に覚えさせたおまえらが悪い!

・・・責任転嫁も甚だしいと思いますがほんとに久しぶりの冷房は気持ちがいい。自分勝手に温度弄れる空調は至福。

いちおうガツンと冷やしてから推奨設定温度とかの27℃とかにはするんだけど、ちょっと暑いなって思ったらまたガンガン下げちゃう。

上げ下げの頻度が激しいのと、ずっと低めの設定温度なのと、どっちが地球にダメージなんだろう?

電気料金は細かく設定温度いじりすぎるほうがNGみたいなことは聞いた覚えがあるのですが・・・。

 

それはさておき。

7月のこの時期で既に出歩くのがかったるくなってる現状で、東京2020やる頃には東京34℃越えるかも、って学者さんの予想も上がってきたそうで。

・・・やっぱ夏は止めといたほうがいいんじゃないですかね? 動員が鈍るだけじゃ済まないと思いますよ。下手をすると死人が出るんじゃないのかしら。

商売的に夏でないとおいしくないというのも分からないでもないですが、それでも程々にしておいたほうがいいんではないでしょうか。

しかし1964が運動にちょうどいい季節を見込んで設定したのに比べると、アスリートファーストといいつつ、思えば遠くへ来たもんだなぁ、と感じます。

 

クーベルタンの望んだ世界かこれは?

等と空調の効いた部屋でちょっと毒を吐いてみる。

 

吾は心に棚を作るのが得意です。

浅田次郎

 

椿山課長の七日間 (朝日文庫)

椿山課長の七日間 (朝日文庫)

 

 

以前西田敏行でドラマになってたらしいが未見。

全部は読んでないけど、浅田次郎の小説は計算ずくだなぁと思う。

いつも乗せられてしまうほうが悪いといえばそうなのだが、のせ方がうまい。

 

古い本なのでネタバレしても大丈夫だと思うけど

バリバリの現役課長が接待の最中に突然死。

そして死後の世界で審判を下されるのだが不服申し立て+現世に未練あり。

特例で7日間だけ現世に戻るのを許すのでそれで未練を断ち切ってあと冤罪の証拠を持ってきて、と現世へ送り返される・・・という話です。

 

椿山課長だけじゃなくて、テキ屋の親分とか交通事故で跳ねられた子供の黄泉返りも語られて最後は三人の話が一つのオチにまとまるのがキレイ。

やや強引かなと思う展開もあったけど、三人の運命を束ねるクライマックスの盛り上がりはさすがだなぁ、と思ったり。

三者三様のよみがえった後の話が語られたんだけど、三人の中では一番テキ屋の親分の話が良かった。

三人の中では一番ミッションがシンプルだったのも大きいかも。

「残った子分たちが人の道を外さないように諭す」

ってのが分かりやすかったのと、ほかの二人の線に比べて繋がる登場人物の線が大きく脱線するような感じがないので、すんなり話が入ってきたんだと思います。

椿山課長もなかなかしんどい人生を抱えてたようで、おそらく普通の夫婦の死に別れのときよりも多くの人が絡んできたし、雄太の場合も、普通の親子の死に別れと違って両親が倍いるし。

この辺でちょっとこんがらがったというか、するする読める感じじゃなかったので、より武田の親分の話が印象に残ったのかなって思います。

少し残念なのは終盤がやや駆け足な感じがしたこと。

これは7日間(実質3~4日)のタイムリミットであれこれケリをつけなきゃいけないから仕方ないのかな? オチをつけるために終盤でぽんと現れた感じの登場人物も居たので、ここがもうちょっと・・・という感じでした。

キャラとしてはもうちょっと深く掘れば面白い奴だったのだろうか、と言う感じだったんですけどね。

 

群像劇(と言うほどでもないかもしれませんが)、お話の線が複数ある物語だとどうしても登場人物の描かれ方に濃淡が出るのは仕方のないところ。しかしそこで端折られてるような印象があるのが、読んでるうちに自分が好きになった登場人物だったりしたら残念感が大きくなるのがいけませんね。作者が気合入れて描いてる登場人物と、自分が気に入った登場人物が重なってれば最高なんだけどな。

 

そうそう、最後はけっきょく椿山課長は冤罪でもなんでもなく、邪淫の罪で有罪だったんですけど、これに激しく反発して冤罪を唱えていたあたり、ひょっとして生前から椿山課長は心の隅にずっと佐伯氏のことが引っかかってたんじゃないか? って読み終わってから思いました。

鈍感だってさんざん描かれてたけど、心の底の底の方では実は気付いてたんじゃないかな・・・と。

死というきっかけで佐伯氏の本音に気付いたんだけど、ひょっとしたら椿山課長あのまま生きていてもいつか気付いてたんじゃないだろうか? ・・・・なんてね。

 

もう椿山課長は死んじゃってるから尋ねようもないのですが、もし何か質問できるならぜひ聞いてみたいですね。

「ホントに佐伯氏とは後腐れがないと思っていたのか?」 って。

使いながら慣れる

マニュアルは困った時に読む。

もしくは困ってもギリギリまで読まない。

自分を信じろ。フィーリングで生きろ。

 

・・・こういう生き方をしているとたいてい取り返しがつかなくなってる。

お前はいつもそうだ。

 

最近ではそういうこともなくなったのですが、機械類以外はまだまだ

「使ってるうちに分るだろ」という感覚で生きてる。

 

このブログが典型的で、しばらく書きながら弄っていけばいいや、という感覚でやってましたが、今日も新たな発見がありました。

はてなブログの記事などを読んだ後に、☆が押せるじゃないですか?

記事の一番下に設定されてるはてなスターという奴。

アレ一回だけじゃなくて、3個も押せるんですね。

気付いて思わず「へぇ」という声が出た。

 

今までにも何個か☆を押せたことがあったとおもうけど、てっきりブラウザの調子が悪いだけで、反映されてるのは☆1コのみだと頑なに信じてたのでビックリ。

そうか、星の数でも評価に繋がってるのか・・・

んん・?

そうなると☆1コしかつけてないのはあんまりよろしくない反応になるのかしら?

はてなというソーシャル村では、それは無作法な振る舞いだとしたらだいぶ礼を失していたことになるぞ?

 

お前はいつもそうだ。

 

機械類じゃなくても、ローカルルールやマナーでも明示されてるものがあるなら読んでからやったほうがいいな、と反省。

かといってチュートリアルやマニュアルを1からちゃんとする気持ちは起きないんだよな・・・吾ながらせっかちな性格だな。

ゲームのチュートリアルすっ飛ばして死にまくっても、「そのうち分かる」で強引に推し進めるんだけど、これゲーム序盤で死にまくってた時間の方が、チュートリアルちゃんとこなした場合よりもはるかに長くなってることも多々あるわけで。

本末転倒ですよね。

ゲームだからいいけど、リアルだったら真っ先に死んでるなこれ。

もう少しだけ、準備をしっかりするくらいの気持ちは持っていたほうがいいかも。