afurikamaimaiのブログ

この道は行き止まりだ。引き返せないよ。

今巧く回ってんだからそれでいいだろ?

ものごとが進まないのは万事これです。

覚えておこうね。

人は惰性に流される。

 

sin20xx.hatenablog.com

 

言ってることはだいたい正しい。

行政がやらない言い訳をしてるのもその通り。

 

けど根本部分で住民サマとやらが煩瑣な手続きを唯々諾々と受け止めて

「その辺改善しようよ」

と言い出さなかったことこそが最大のガンなわけで。

そも、住民基本台帳制度にだって、参加するにあたってかかるゼニの負担がクソなので

「うちの自治体は参加すんなよ接続すんなよぶっ飛ばすぞボケ」

といった住民サマのニーズだってございましたわけでして。*1

 

今になって非効率を嘆いてる住人・国民こそがガンじゃないですかねぇ。

行政の怠慢は「そこにニーズがなかったから」ってのもけっこうバカでかいのですよ。

行政が逃げ回ってるのもあるけどね。

住民諸氏は

「今まで2週間かかってた諸手続きを電子化で1日かからずに済ませるよ」

ってな利便性の喧伝には「よっしゃよっしゃ」ってなるかもしれないけど

「それにはこれくらいかかるんでそこんとこよろしこ」

って算盤はじかれた途端、めっちゃ渋い顔して「それなら今のままで」ってなりがち。

 

公務員は減らせ、税金も減らせ、大合唱しておきながら、困った「この一瞬」のためにだけ利便性を追求する国民・住人のが無責任でしょ、と俺は思います。

 

世の中なんだってトレードオフだって分かりそうなもんだけどな。

なんで公共サービス・公共財には設備更新のゼニは掛からないと思えるんだろうね、国民ちゃん。

派手な土建ハコモノの更新にはめちゃくちゃドンブリ勘定のザルなのに、その辺はけっこう不思議。

いやまあ土建ハコモノも必要ではあるんだろうけどさ。

40年そこらで空港潰して2000m級の新空港作ったら、滅多にジェットは飛んでこない上に定期便が減便されて路線が一つになったロックな故郷のことを思い浮かべると、役所の業務の電子化一つ進まないのはやっぱ需要声のデカさの差だよな、と思わずにはおられないです。

 

そんなところにカネぶち込んでたら回るもんも回らねえよ。

 

 

 

書き終わって思い出したけど、マイナンバー制度の最初の頃だかの強い反発って

「役所の徴税がめちゃくちゃスムーズになる」ってところが喧伝されたのが大きかったような記憶がうっすらある。

どこで見たのかあんま思い出せないけど

マイナンバー後の世界では、

「オマエラ国民ちゃんが生活費入れてる口座があるやろ?

 そこからオマエさんが生活費を引き落とすのに先駆けて、役所が税を盗んでいくんや」

「どうだ怖いだろう」

みたいな感じの奴。もちろん当時も否定されてた。が、印象には残っている。

 

今の給付のダラダラ感ってその頃の印象もけっこう影響してるんじゃないだろうか?

「徴税の利便性がググっと上がる行政に都合のいいだけのクソ制度」

というイメージが強すぎて

「給付や還付などもスムーズにいく国民にも利便性のある制度」

とは捉えられてなかったのでは、といま思いついた。根拠はない。

 

けどカネは毟り取られるもので入ってくるもんではない、という肌感覚からすると、マイナンバー絡みのアレコレが進んでないのは、この種の心理的抵抗もデカいんじゃないかしらん、という気もする。

 

今回の給付、オンラインで済ませた人はその速さを実感してる人も多いようだから、これから役所へ「電子化しろ」みたいな要求も高まっていくんじゃないのかしら…という気もするのだけど、どうなんだろうね?

*1:裁判まで起こしてたところもありましたね、なかなか大袈裟だが、投票で曲げられないならこれくらいやるのがたぶん筋よな、とも思ったり。

すごく面白い。

何がって?

ふだん感情的なアンチを冷笑してるブタが、自分の意に沿う主張に関しては

「感情をあらわにすること」

を称賛してるから。

こういう剥き出しの批判者を嘲笑ってた連中の態度の豹変がとにかく可笑しい。

 

 

 

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多少なりと理屈は通ってるけどね。*1

自分に関連する資源が減少するんなら当然のように反対する。

自分の関連する資源が減少するとかでなければ支持する。

俺は常に自分ファーストな人間です。

 

自治体のゼニは自治体のゼニ。

文教関係に動かないのは他に優先すべきしろと言ってくる有権者が迫るマターが多すぎるから。

あるいは文教からの首長なり議員なりへのリターン(ゼニなり票なり)が乏しすぎるから。

 

与党に与する人間なら、こういう時の勝ち方わかってる筈なんだけど。

生活保守でルールも倫理も道徳も吹っ飛ばして

「けどこれ以外に俺たちの生活を支えてくれる人はいないんだ」*2

って選択を迫り、それで勝利を積み重ねてきたんだからさ。

こういう時も、もとい、こういう時だからこそホントに勝ちたいのなら

「文教にゼニを落とすことが、生活の持続・増進に寄与する」って語りにしないと。

 

これで大衆の支持取り付けられると思ってんの?

身内向けだからいいけど、これこのまま拡散されて支持されると思ってんなら、ふだんバカにしてる「サヨク」とたいして変わらんぞ?

 

他所(高齢者福祉でも土建でも、なんでもいいけど)よりも俺の方が優先して救われるべきなんや(カネよこせ)!!

って感情的な声のデカさで物事を動かそうってんなら、そこに意義を見出してない生活保守主義者たる大衆には微塵も響きゃしませんよ。

むしろ「こいつら社会福祉求めて喚いてるサヨクと一緒だな」って忌避感を植え付けるだけですよ。

って、老婆心ながらお伝えしておきたいです。

自治体のクソみたいに乏しい人的資源がわずかでも文教のICT化に獲られて、教委と教員だけで事態が完結する、とでもならないかぎり、例の10万円支給がほんの少しでも遅れたら、生活保守の大衆は即座に牙剥くからね。

残念ながら、将来「なんでICTやらなかった」って説明責任を懸念してる場合ではない。

大衆のニーズは、常に「今、この時」。

刹那をどう心地よく、心安く過ごすか。

保守を自認するのなら、この大衆心理に付け込んであらゆる疑惑や不手際を「そんなことより今はこれ!」で押し流してきたんだから、じゅうぶん理解しているだろうに。

 

筋が悪いよ。

 

ごくごく個人的な私信。

こういうことにも使えるから、駄文しか書き散らしてないブログって便利ね。

しかし自称保守の冷笑リアリストが、これを絶賛するとは思わなかった。

もっと戦術練ってるのかと思ってたよ。

*1:動かない事への恫喝とか、まあ「そっち側じゃない」人が見たら感情ささくれ立つもんがあるけど。少なくとも、そちらへの資源配分によって削られる領域がどこか、であるかが確定しないかぎりは態度を保留する。

*2:残念ながら、これは今まではかなりの部分事実だった面がある。野党は反省すべき点多々アリ。

小ネタ。

小さいだけに。

 

ホントどうでもいい奴。

けどどうでもいい駄弁りを聞いてくれる相手もいないんですよ巣篭もりは。

いい加減飽きてきたぞ。

reki.hatenablog.com

 

ホモサピちゃんが農耕という煉獄というか泥沼というかモルモットが衰弱死するまで乗っかって走る変な丸い水車みたいな奴(名前知らない)にどこまでずっぷり足を取られているか、という本の模様。

 

ブコメも含めて農耕が人類にもたらす弊害、とくに体格・骨格の矮小化の影響はすさまじいもんだな、と思って、そっからホモ・フローレシエンシスが生き延びれなかったのは農耕できなかったからじゃないのかなって思ったの。

 

ちょっと違うか。

農耕できなかったわけではなく。

農耕する知恵自体は備わってるところあったんじゃないかな。

その上で、既に島嶼化の影響で成人しても1m程度の平均体躯に縮こまっていたホモ・フローレシエンシスにとって肉体のコンパクトサイズ化はもう限界に達してたんじゃないのかしらん、と。

なので、農耕の影響で発生する平均体格の劣化・小型化に対応できなかったのではないか、と思い付いた。

ブコメによると狩猟採集生活のホモサピと、農耕にシフトしたホモサピの同時代平均身長で45㎝もの差がある例もあったというからね。

すでに1mサイズのミニミニ人類だったホモ・フローレシエンシスにとって、ここから(ホモサピの農耕による体格縮小の比率と対応するとして)10-20センチ程度の体格の縮小には耐えきれんでしょうよ、と。

 

そんなことを考えた。

ここからなにがどう広がるというわけでもないんだがとりあえず書き残しておく。

たぶん縮んでも生き延びる筋もあると思うんだよな、ちゃんと真面目に考えれば。

90-80㎝くらいの小型人類が農耕して暮らす世界線もどこかにあるはず。

けどそれが先に思い浮かばずに、「そんな縮んだら死ぬじゃん」ってなったのは、きっとブラックジャックの影響。

 

俺は思い浮かぶことはだいたいストレートに直結するシンプルな人間です。

 

ブラック・ジャック The Complete seventeen Volume set 全17巻 (漫画文庫・化粧箱セット)

※チラッと検索かけたら第51話「ちぢむ!」が今回の駄文思いついたきっかけのエピソードだった。

検索キーワードに「本間先生」を入れててしばらく辿り着けなかったのは内緒。

すっかり記憶が改竄されていた…