アンチキリストの話をざっと読んで思ったんだが処女懐胎ってそんな珍しい話型なんかなって。
そう思って見るとそういや
仏教の教祖は王子様やし、イスラムの教祖もボンボンやったな・・・
両方とも父親と母親おるわ。そう思うとなんでキリストだけ
「おめーは夫婦の息子じゃねーから!!!」って設定にしたんだろうな?
オスメスつがって子供を作る、ごくごく当たり前の自然を否定して性をいかがわしいものに落としたキリスト教はクソ
ってニーチェさんは言ってたそうなのだが
そもそもなんで母親一人でも(神様がおれば)子供できるやでって思いついたのかが良く分からん。
イエスを他の人間とは違うイケテる神格をまとった人間にしたかったから?
性に奔放なように見える既存の神様群と差別化したかったから?
外人さんの考えることは謎に満ち満ちている。
それはさておき。
「セックスで生まれる子供は神としてNG」みたいな風潮でもう2000年くらい生きてるわけだが、それ以前のカミサマ観を持ってた人たちの歴史はどれくらいだったんだろうか?
ギリシャ神話とか主にモラル面でメチャクチャなレベルやけど「ああいうカミサマもアリ」って意識で生きてきた人たちの歴史とキリスト以降の歴史、どっちが長いんだろうね。
カッチリした教義体系ができてからの期間はどんくらいのもんか知らないけど、古い時代から祖形は変わってないみたいなんで「まず創造神がおって、それが地上に顕現した(人間に見える形になってる)神様もパパとママの子やで」という認識の時代のほうが人類の歴史としてはたぶんずっと長いと思われる。
とすると・・・「神様は処女から生まれるから神様」みたいなキリスト教信仰って2000年続いてるけどけっこうなカルトなんかなーって。
今世界宗教になってる各種のブツだってそりゃ登場当時はカルトだけど・・・煩悩とか性欲の類を禁忌にする宗教は多かれど、生殖そのものに対するタブー感があるのはキリスト教くらいのもんじゃないか、これ教義の根っこそのものがぶっちぎりにカルトなんと違うかなぁ? とぼんやり思いました。
他にも処女から生まれた開祖みたいなの居たら見てみたいんやな