気持ちが落っこちたときはこれを読む。
これもあんまり落ち着いて読むことのできない本なんですよね。
いろいろ思い入れがありすぎて。
いっぺん文庫で出したときには不人気だったらしくサラリと打ち切りになったのが
熱意が実ったのか酔狂なのか、その事情は推し量れないけれども完結までキッチリしたのが「グッズ」として販売されたのです。
(だからAmazonのカテゴリーも「本」ではなく「おもちゃ・ホビー」になってる)
もうラノベは読まなくなって久しくなってたけど、これが出るというのを見て
初めて電撃のラノベ月刊誌買っちゃった。
最初のうちは限定販売ということで、月刊誌に購入の応募用紙がくっついてたんだと記憶。
それ以前にアニメグッズ屋さんでも限定販売してたらしいのですが、そっちは情報入手するのが遅くて買いに行ったけど品切れ。
で仕方なく・・・となってしばらく待たされたけど、ようやく読めたときはすごく感動した。
これなんで完結しなかったのか本気で不思議に思えるくらい。
何がどう面白くなくて受けなかったのかまったく分からない。
なんで続きすぐに出さなかったの!!
読了後真っ先に浮かんだ感想はこんな感じでした。
完全版が出た頃は3D格闘ゲームはやや衰退してた・・・と思う。
それだけになんで全盛期のちょうどいいときに出してなかったのか、と悔やまれる内容。
一方で、齧るほども格ゲー触ってなかった自分でもすんなりのめり込めたんだからこれは別にタイミングを選ぶような作品じゃないのか? とも思ったり。
しかしいつ読んでも面白い・・・ケンパのくだりなんかは蛇足だろイラねえだろ、って思ってた頃もあったけど、何度か読み返してるうちにOKな感じになってきた。
今じゃもうまるごと大好きです。
昔も好きだったけど、それとはまたちょっと違う感じのしみじみとしたいいよなぁ、って感じがする。
ポリゴンのどこまでも青い空は最初の頃は興奮を励起する感じだったけども、今はなんだろう、またここに帰って来たぞ、みたいな懐かしさとかも感じる。
話のスジもオチもちゃんと記憶してるのに、それでもまた読みたくなるから不思議なものです。