タイトルは適当。
このブログタイトルというのもけっこう悩みますね。
あと広島カープ優勝おめでとうございます。
けど、ちょっとdisります。
すごい好みじゃないんですよね、この球団の紹介のされ方。
よく報道で「市民球団」 って言ってるじゃないですか。
何で?
この球団さ、株持ってんのほぼ100%松田家だよ?
ロッテ球団と似たようなもんだよ??
何で「市民球団」なんて僭称するの??
そりゃ最初は広島の土着の企業有志が結集して経営を始めましたよ。
けどそれじゃ資本力も弱い、なにより船頭が多すぎて経営方針が安定しないというすごいネックがあって、経営の安定化を目指して東洋工業の社長だった松田恒次の元に株式を集約して、以後ずっと東洋工業(マツダ)~松田家と株式が委譲されていってるじゃないですか。
市民はおろか、かつて株を持っていた企業すらもいまや経営にタッチしてないじゃないですか。
なんで未だに「市民球団」呼ばわりすんの?
出発点が広島の企業有志連合の作った「市民球団」だったことは間違いないです。しかし、今はそうじゃありません。
そうした事実を把握していながら、未だに「市民球団」という言い方をするのはどうなんでしょうね。
市民球団という経営体制のままでは、チームの強化が困難だったというのは事実だと思うし、あのままで広島球団が強くなれたか、というとそれは難しかった、おそらく不可能だったろうと思います。
なればこそ
市民球団であることを断念し、東洋工業に経営を一本化してチームを強化した
って歴史はきちんと伝えるべきじゃないの?
広島球団が強くなり、初優勝できたのは東洋工業の元に株を集約して経営が安定したあとなんだし。
市民球団という耳障りがいい、けど果てしなく虚偽に近いイメージを振りまくよりは、市民球団であることをやめて、オーナー球団にした歴史を正直に示した方が潔いと思います。
市民球団、という枕詞を聞くたびに、軽くイラッとするので、これからしばらく不愉快な毎日が続きそうです。
松田の一族所有球団になったとはいえ、強くなったことはたしかであり、経営として正しかったという証明でもあると思うんだけどね。
2度の連覇を含む8度のリーグ優勝、これは誇るべきことですよ。
いろんな人が市民球団でなくなった広島球団のことを惜しんで、松田家を叩く論調もあるけど、けっきょく強くなったのは東洋工業(マツダ)に集約したあとなんだし、結果を出したオーナー家はそれを胸を張っていいと思う。
松田家を批判する人には悪いけれど、市民球団のままで優勝できた未来があったとは思えないですし。
なのに、そこを誇ることなく、いまや実体のない「市民球団」という看板を未練たらしく掲げ続ける広島球団とマスコミは、けっこう女々しいと思います。