afurikamaimaiのブログ

この道は行き止まりだ。引き返せないよ。

近頃にない最悪の目覚め。

酷い夢を見た。

すでに起きて1時間くらい経ってるのだけど、しばらく布団から抜け出せなかったし、今もなんかうまく言えない、吐きたいような吐きたくないような、それでいて吐き出したいものはないとわかっている空気か何か透明なものの塊が内臓のどこかに沈んでるようなムカつきがあるので書いておく。ちょっとグロい話。

※虫が苦手な人はこの先読んじゃダメ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蜂に刺される…噛まれる(未遂)夢を見ました。

一族郎党でどこか鄙びた山地かキャンプ地に来ているようなシチュエーション。

ダラダラだべってるうちに、薄い黄色い玉に四隅に黒い点がついてるのが、群れになってフラフラこっちに寄って来るのね。

「ハチだ!」 って誰か気づいて叫ぶんだけど、そんときはもうすぐ近くまでその黄色いピンポン玉大のやつが来てるわけ。

その距離になってもブーン、ていう低いハチの羽の音はするのに黄色いピンポン玉にしか見えないのは、今考えれば夢ならではだけど、

「動いたらやられる」

って意識も働いて、硬直してしまう。すると吾の方に一匹、背後から近寄ってた奴がピタって俺の左肩に止まっちゃったの。

他のハチはどこに行ったのか、周りは我に注目。

「はたけ」「たたけ」って盛んにはやし立てるんだけどもう怖くてしょうがない。

臆病で小心者だって自負はあったけど、本当に動けない。

ようやっと意を決してはたき除けようとするんだけど、この右手の動きが実に鈍い。

あまりに遅いので、ジワジワゆるゆるとハチの方に近づいてた指がね、ハチに噛まれてしまうわけです。えらい不自然だけど噛まれた瞬間、ハチの顎の牙が指先の爪を挟んだ瞬間の感触はすごくリアルだった。

猫とふざけてる時に指を甘噛みされる時くらいの圧力かな?

たいして痛くはなかったけど、ハチに噛まれるなんて思ってなかったのでショックは大。視線だけをじわじわずらして、肩に乗っかってるハチの咥えてる自分の指先を見たらもうハチのグロテスクなこと。そん時は黄色いピンポン玉ではなくて、細部までバッチリディティールのはっきりしたスズメバチのようなやつでした。

顔中びっしり生えた剛毛だの、複眼の模様の気持ち悪さ、割れた顎の付け根に濁った橙色の滴がくっついてるとか、もう思い出すだけで気持ち悪い。

それでその滴を見たとき、これが毒だな、って直感しちゃった。

ハブじゃないんだからさ・・・、噛んで毒送り込むハチなんているのかよ。落ち着けよ、って今なら思うけど夢だからね、そんなこと微塵も考えなかったね。

尻尾の方に針があるとかは全く考えなかった。

徐々に爪の先に伝わってくる圧力が強くなってるのを感じながら、吾は噛まれた右の人差し指にジワジワ力を入れていった。顎を外そうとして思いっきり力を込めていく。

これも今考えるとおかしいのだが、ハチは飛んで逃げればいいのに、吾の肩にしっかりと踏ん張ったままギリギリと爪を噛むのをやめない。

そうしているうちに、ぶちっ、いやもうちょっと軽いぷっちん、って手応えかな?

それとともに人差し指がばね仕掛けのように伸びて、爪の先にあった圧力がきれいに消えてなくなった。

ああ、ハチの首がもげたんだな、って悟ったあたりで目覚める。

 

書いてみるとどうにも大したことないんだけど。

書く前まで右の指先に残ってたんですよ、デコピンしたときの後の手応えが。

ハチが怖い、というのもあったけどそれ以上にそっちが気持ち悪かった。

目が覚めた瞬間の指の形ははっきり覚えてないんだけど、指先にそんな感覚があるな、と気づいて見たときには、まったくデコピンの形してないんだよね。

なぜこれで指先に緊張が急に解けた時のほんの少し突っ張った感触が残っているのか。

そしてなんで千切れるまでのイメージがストップモーションのように頭の中に焼き付いてるのか。

首周りの殻が弾けて筋繊維やら神経索やらがプチプチブチブチ千切れていくのがヒトコマずつ再現されていくという悪趣味。

そういう演出の漫画や映画はよく見知っているから、そこからのイメージの拝借なんだろうが、なぜそこまで執拗に残すのか?

 

本当に寝覚めの悪い朝でした。そもそも最初から最後まで意味が分からないしね。

吐き出してちょっとすっきり。

タイピングで右の人差し指の違和感も緩和したし、今日も吾得な夢の話でした。