ゲスの勘繰りだろ、と言い切れない程度には、色々と桁外れのネタが毎日のように投下されてる昨今。
こういう勘繰りの横行する中で、
法相は「正義を果たす」「職責を果たす」という大義名分を信じて署名できるか。
刑務官はボタンを押すことが出来るか。
そのストレスはどれほどのものだろう。
延命のために何かを歪めてくる、とは思ってたけど、これをネタに使うとはさすがに信じがたい。
移送された全てに対して刑執行の署名をした場合、法相は一気に執行人数のトップチームに躍り出るわけで。
本人がどれほど「自らの信義に基づき」と喚いたところで、どうしたって今回の政権の危機と紐つけて語られるだろう。今までの執行とは明らかに異質なものとして受け止められることになるんではないか。
現場の刑務官は言わずもがな。
今までと同じく執行しただけだとしても、紐つけての風聞からは逃れられない。
何が厭って、「そうなるだろうな」ってた中の人も先の展開が読めそうなあたりが凄く厭。見えてる地雷をあえて踏みに行かせられる気分なんて知りたくもない。
死刑制度の是非はさておく。
ただ「職責を果たす」という真っ正直な筋を通した、と世間に申し開きするのがとても難しい状況の中でもそれをやらねばならないというのはキツかろうな、と思う次第。
刑の執行は確定した以上なされなければならないのだろうが、こういう環境の中で執行されるとなれば手を下すほうが気の毒だなと思う。
上の人間が「そういう意図はない」と強弁すればするほど、むしろ疑わしく見られてしまうようなこの状況下で早まった命令(ではないけどそれにほぼ等しい強要)を出さないように願う。