afurikamaimaiのブログ

この道は行き止まりだ。引き返せないよ。

デタラmEDUCATION.

今週はがっくり来るニュースがけっこうあった。
これとか。 

mainichi.jp

去年もなんかあったよね。モリカケ公文書偽造して逃げ切ったのが。
で、裁量労働のデータ偽装、障碍者雇用の水増し、高プロの捏造、色々あった。
さすがにもうそろそろ底を打ったかな、って思ってたところにこれだからしんどい。
浅はかに信じすぎていたよ。

んで。

上西充子 on Twitter: "14時からの勤労統計野党合同ヒアリング、傍聴させていただきました。大変な事態です。 昨年の実質賃金の伸び率は、実際はプラスだったのかマイナスだったのか、まだ示せないとのこと。 その中で明日、予算を組み替えて閣議決定して消費税増税を… https://t.co/wtw0xWxbE0"

このさい責任はどうでもいい、止まってもいいから、頼むから正常に戻って。

2019/01/18 10:15

  他のブコメでも言われてるとおり、責任者は責任をとれ、ってのはその通りだと思います。
それが常道。間違いなく正論です。突っ込まれるのも当然だと思う。

思うけど・・・もう常道が通用する相手じゃないでしょ? 正味の話。

モリカケ騒動の時もすんなり逃げ切ってるのに、今回は責任をとります、なんてことはおよそ想像がつかない。
野党は「忖度があったんじゃないか」って攻めるつもりらしいが、この攻め方もね。
前回それで逃げられたのに、今回はうまく行くと考えるのが良く分からない。

 

と、いうか。
今回しみじみ思ったんだけど、官僚ってほんとうにすごいな、と。
前回の政権交代の時の野党側のおっきな武器が、消えた年金騒動だったわけじゃないですか。
で、それに対する手当も杜撰なままでも、今回のような事件が起きても、官僚組織そのものは微塵も傷つかないということ。
どれほど過ちをくり返そうと、まったく処断されない構造がガッツリ決まってる。これがそら恐ろしい。
政権交代しても全くその行動が改善されなかった組織が、たかが大臣の首が飛ぶ、次官のなんちゃって懲戒、そんな処分で改善されるだろうか?
もう一度政権交代すれば改善する? まさか。
前回もごまかして逃げ切ったのに次はちゃんとやる? それはお人好しすぎる見方ではないか。

 

あるいは、より苛烈な処分を下せば、ひょっとしたら性根を入れ替えて仕事するのかもしれないけど、それもあやしい気がする。
なにしろ社保庁解体という組織破壊まで行ったにも拘らず、核心部分は温存し、反省の色も見せずに頻々と年金不祥事起こしてるわけだから。
官僚とは、想像もつかないほど途方もないしぶとさを誇る連中だと思います。
そのしぶとさが国力の増進・国益の保護という方向には微塵も働かないのは、国民としては痛恨ですけども。

 

ひょっとすると、恵まれた賢さと知性のパラメータの全てを自己保存に全振りしてるせいで、まともに仕事が出来ないのかもしれない。
政治家や国民から叩かれるのが嫌だから、叩かれないように叩かれないように、ばれないようにばれないようにというその細工に情熱を傾けすぎて、国民としてはできれば頑張ってほしい、役所の本業にまで手が回らないのかもしれない。。
そのように考えると、もう責任追及するだけさらに殻に閉じこもるだけじゃないかな、と思った次第。
じっさいどうやってこれを回復するのか、見当もつかないんですよね。
アタマが悪いせいもおおいに関係してると思うけど、この手の偽装捏造隠蔽が立て続けに起こりすぎてて、何処から手をつければいいのやらと。

いったい官僚さんはどの程度「ウソついちゃダメ」という感覚を有しているのだろう。
いや、ウソついちゃダメ、というか、どこまで「ウソついても逃げ切れる」と思っているのか、という方が正しいか。

情報握ってるのは官僚さんだから、外部からの検証の困難もあるし、これに加えて官僚さんも生き残りをかけて隠滅を図ろうとするだろうし・・・
既に逃げ切った先例がいくつも積み上がっているから、余裕で逃げ切って、もうどうにもならないんじゃないだろうか、という気持ち。

そこで責任をとるように躍起になって追い込んでみても、官僚たちはさらに証拠の隠滅に走り、将来世代の検証を不可能にする情報の破壊に手を染めそうな気がしてならない。

 

官僚もしょせん人間である。
自分のセルフイメージとして「優れた公僕」という認識を持っているかもしれないが、追い込まれれば何をするか分からない。
既に自己保身のために政権に好都合な、情報の恣意的な操作には手を染めているし、性善説は通用しないと考えたほうが良い。

だから。
今を食い物にするのはもうしょうがない。にんげんだもの
そこはもう問わないから、せめて将来に顔向けできないような真似だけは、しないでほしい。そう思うのです。
そりゃあ苦労はイヤですよ。
でもね。
将来の世代が負担は先送りされたうえ、先行世代のミスを検証して批判しようにも根っ子のデータが消えている、そんな近未来を手渡して死ぬことになるのは正直キツイです。

 

底が抜けたとは思っていたけど、官僚の皆さんは、今を生きる大人の矜持はどうか、捨てないでもらえまいか。
俺たちは頑張っている、というセルフプロデュースも存分にやってください。

異論は挟みません。
ただ「採ります」と決めていたデータや、統計だけは、弄らずに将来に渡してください。
将来世代が検証して「あの頃の日本人はクソだった(ただし官僚だけは頑張っていた)」と言われるのも覚悟しますので、潤色や故意の紛失は止めてください。

 

沈むのは不可避だとしても。
自分の生き方、働きぐあいがクズだった根拠を元に将来、叩かれるのは諦めがつく。
けど、都合の悪い情報を何もかも残さなかったせいで、あることないことデタラメに叩かれるのは、あまりに惨めすぎて諦めきれない。