大丈夫、かならず上手くやれる。
なかなか面白い。
特にマカトンの話が興味深い。
帰省中に姪の相手をしていたが、言語外のコミュニケーションをとろうとするのをほぼ拾えず、上手く意思疎通出来なったのを思い出す。
マカトンそのものではないが、言葉だけでなくもっと他の仕方でいろいろ訴えてるのに気づいてないのだ。
私は鈍感な大人です。
しかし、親というのはすごいね。
日常の慣れもあるのだろうが、言葉に拠らないコミュニケーションで十分に足りている感じが見てとれて感心した。それに安住するのはいけないんだよ、という自戒のエッセイを残しているが、そういうコミュニケーションの成立する間柄というのは、それはそれで得難いものであろう、とちょびっと羨ましくもなったり。
一番いいなぁ、と思ったのはこれ。
こういう受容性を発揮できるような大人になりたい。
過剰に肩入れするのでもなく、過度に背伸びを強いるのでもない。
そこにいる子供がごく自然に努力し、目標に届いて自尊心を得られる世界。
出来るはずがないと決めつけて、その意欲を矯めることなく
過剰に普通であらせようとするために、過度に「周りに合わせること」を強要することなく。
ちょうど良い按配を見つけ出せるのは稀有な話だろうけど、それが珍しくない社会が作れたらいい。
大人たちも、もちょっと子供一人一人をじっくり見る時間と心の余裕を得たほうが、みんなきっと幸せになれるよな、と思った次第。