想像するとき、10年前はどうだったかを思う。
MDがまだ生きてた。
MOもまだ生きてた。
カセットテープよりも見かける機会がぐっと減って、MOに至っては死滅した感もあるけれども、10年前にこんな時代が来ることは想像すらしていなかった。
こういう家電製品の盛衰は想像がしにくいものなんだろうけども、生きているうちに誕生と滅亡までを目にする機会があるとはおもわなんだ。
しかしもうちょっとだけ上の方の人たちは、ブラウン管TVの誕生~普及~死亡を見届けてるんだろうなと思うと、案外家電ジャンルの寿命というのは短いのかもしれない。
消滅しちゃった後その後継機種みたいなのが出なかったMO/MDといった記録媒体と、「TV番組を見るための道具」としてはブラウン管が液晶に置き換わっただけのTVとではどっちが喪失感が大きいんだろうか。
タイトルごとにMDを入れ替える一手間がなくなった最近の――もはや最近とすら言えないけど――MP3プレーヤーなんかは最初からそれに触れてる人にとっては当たり前かもしれないが、便利になった分なんか手間が減ってそれはそれで何だか寂しいなという感慨を覚えるのでした。
10年後、消えている家電はなんだろうか?
何でもかんでもスマートホンに整理統合されてるところから類推すると、携帯プレーヤーの類やカメラビデオは遠からずおおかた絶滅してしまいそうな気もする。
(弟夫婦の話では運動会でもはりきってビデオ回してるマンはおじいちゃん層が多くて、若い層はスマートホンの人たちもチラホラいるそうな)。
あるいは最期まで生き残る家電を想像した方が未来予測としては外れが少ないのかもしれない。
とすると・・・冷蔵庫は10年後も生きてると思う。
2026年、このブログが残っていたとして、見返したときに想像が当たってるかどうか楽しみである。