もとい常に怒ってる。
オダギリジョーが“もう一人のゲバラ”に 映画「エルネスト」予告編
みてきた。
うーん・・・微妙。
題材がちっと地味すぎたかな?
ってのもあるけど、なんか淡々としすぎてる。
もうちょっとこう、もうちょっと盛り上がらないかなって。
繋ぎ方が微妙というか、この映画の軸になってるのはこれや! って太いテーマが後ろに流れてるんじゃなくて、それぞれのエピソードぶつ切りにして時系列に並べた感じ。
ボリビア解放のために立ち上がったフレディ前村(オダギリジョー)ってんならもっとこう、そのボリビア時代にちゃんと尺を当てようとかそんなことを感じた。
そうなると冒頭のチェの来日削る事になるかもしれないし、それはそれでちょっとやだな。
どうも上手く纏めきれてない感じがしました。
キューバとの合作だし、あっちで見たら話の前提は当たり前すぎる基礎知識になってるのかな?
そうだとしたら観客である吾の方の問題かもしれぬ。
気になった事。
オダギリジョー、民兵になったときにはFALだったのに、ボリビア解放志願兵になった時にはガーランドだったっぽいのはなんでだろう?
持ち込めるのがそれだけだったのかな?
機関砲の操縦してるところ、見張ってるところはちょっとコントっぽかったけどいい感じ。
てかキューバの動員体制ってすごいのね。
あっという間にわらわらと民兵を動員できてた。
みんなそれぞれちゃんとユニフォーム支給されてたし。
オダギリジョーたちがエリート医学留学生から志願したから特別扱いとかもあったのかしら?
あとラスト!
エンドクレジットに入る最後のところ、ちょっと気にいらねえ。
「そこで止めんなよ!!!!!!」
って思った。
何故あそこで止めたのかわからん。
話としては面白かったんだけど、もうちょっと盛り上げる事もできたんじゃないかな?
けど大国の都合に翻弄される小国の、さらにちっさな個人の運命としてはこういうオチにしかならないだろうし、そこを曲げてスカッとした演出にするのもおかしな話だろうし、どういう風に描けばよかったんだろうか?
どうにもモヤモヤする後味の残る映画でした。