ネッツ界隈でこれはやだな、って思うのは、
個別具体的な愚痴の主語が大きくなって、ろくでもないことを言い出す人に対峙するとき、より普遍的な一般論を数を恃んでフルボッコすればいい、っていうスタンス。
いや。
個別具体的な愚痴で「俺はあいつが嫌い」がいきなりストレートに
「俺はあいつの属する組織・民族・国家丸ごとキライ」みたいなのに直結するのもそれはそれ。じゅうぶんキモイですよ。
けど吾のことを振り返ったときにこういう雑なヘイト対象の拡大化をやってないかっていうとすごく疑問。
「えっなんで事前に打ち合わせしたことを当日ひっくり返すのクソ業者」
「っていうかいつものことだけどなんで簡単にそれを受け入れるのクソ上司」
「死ね、業界丸ごと死ね」
ってなること、勤務中わりとある。
悪いのは雑な段取りした業者と、それ突っ込まなかったうちの上司である。
別に工事業者全体が悪いとかではない。しかし
「電気屋(他各種個別具体的な業種が入ります)って皆こうだよな」
みたいな感触がどうしても湧く。湧いてしまう。
ので。
不満を覚えた対象はとっても具体的なのに、話が進むにつれてそれが膨らんでいくパラノイアな話はちょっと他人事とは思えず、
この人はちょっと思慮が浅いんだ、吾と同じく。
と思い、ほんとに言いたかったのは
「今日はこんなに厭な奴にあったんだぞ」
ってところがメインだろうな、って思うことにしている。
なので、愚痴の後半で粗雑に膨らんだでかい主語のヘイトの矛先のトンチンカンだけを切り取って
「おめーのモノの考え方はクソ」
「雑すぎるので回線切って(ry」
みたいに一斉に食いつくのは、なんというか居たたまれないんですよ。
普段から突拍子もないヘイト撒いてるのだったら
「いつもの壊れたレコード始まったぞ」ってなるのかもしれないけど。
そうじゃない人が急に何か愚痴ってその主語がでかくなったのであれば、本人が言いたい、聞いてもらいたい読んでもらいたいのは愚痴の方で、そのでかい主語の矛先は蛇足なんじゃないかな、と思いたい。
けど基本テキストだけなんだから、こういう忖度もとんでもない勘違いかもしれないし、主語でかく鼻息荒くしてる記事だけ見た人の受ける印象は最悪だろうから、そこは慎重さが求められるのもしょうがないのかもしれない。
なるべくお行儀良く、おイタをしても叩きすぎないように振る舞いたい。
ネットは(ネットも、か)バランスが難しいです。