先日まで寒かった時に続きものみたいに見ていた夢をメモ。
急にあったかくなったからね、忘れるかもしれないからね。
誰得かっていうと吾得な話。
どっか架空の都市があって、その地下にはおっきな熱源装置がある。
熱源装置って言うか、定期的に高温高圧蒸気をいっぱい吹き出す奴。
※原理は知らん。
んで、その熱で都市はあったかかったり、消毒して衛生状態を保ってたりする。
必要な場所に蒸気を送り込むパイプは毛細血管のように繊細にあちこちに張り巡らされていて、高温高圧蒸気を都市の住人に提供するときにはマイルドな蒸気へと変換して供給している。
地下には中心の高温高圧から放射線状に大蒸気管が放射状に張り巡らされている。
都市だけでは使い切れない余剰な蒸気は、ここを通って外周へと放出される。
都市が成長するにつれ、この放射線状に放出される蒸気も回収して利用するようになる。
大蒸気管に違法に竪穴をぶち抜いて蒸気を吸い上げる都市外郭のスラムもある。
それはそれで別の話。
大蒸気管には一定の距離ごとに正規の竪穴が開いていて、ここから余剰エネルギーを放出。これに都市外部の人間?が住み着いてる。
地上のスラムでは何らかの理由で暮らせない人間たち。
高温高圧蒸気の中核から同心円状に広がっている各大蒸気管の竪穴は、内周に近いほうから第1、第2・・・とナンバーが振られてる。
最外周は何番くらいになるのか知らないけど、吾は第5竪穴の人間としてスタート。
似たようなのが竪穴の地上孔からぶら下がってる太目のロープに何十人もびっしりと集ってる。吾もその一人。
で、第5竪穴は真ん中ぐらいがちょうど良い塩梅のあったかさで、上の方は熱が少なくて凍えるし、大蒸気管に近い下の方は熱すぎて熱死するという環境。
下の方に位置するやつは死にたくないのでロープ上ってくる。
上の方に居るやつは凍えるのでロープ下がろうとしてくる。
真ん中のちょうどいいポジションを狙って虫のようにうごめく人間たち。
凍死して掴まり切れなくなった奴がロープから剥がれてときどき落ちていく。
そうすると真ん中ちょい下だった吾の位置がちょっと上がる。
大蒸気管の蒸気の放出があると、下からの突き上げが緩む。
そうすると真ん中ちょうど真ん中くらいに押し上げられていた吾の位置がちょっと下がる。
そんなこんなしているうちにギュッと詰まったけっか、人間は圧縮されて2頭身くらいの大きさになる。
どこから湧いてくるのか知らないが、人間はどんどん増えて真ん中の圧も増えて、2頭身になってた人間同士がぷよぷよかよ? って具合に合体したあたりで竪穴の横に開いた通気口みたいなところから出てきたタモで回収される。
タモで回収された一人(合体してるけど元は二人だから、二人というべきなんだろうか?)が、次にいくのはより蒸気に近い、ナンバーの若い竪穴だということは知ってる。
だんだんくっついて行って、第1竪穴で7頭身~8頭身くらいのリアル人間くらいのサイズにまで合体が進んだら、竪穴から這い出して新たに都市住人の一人として認められる、みたいな世界の模様。
未だにぶら下がったままでどうなるのか自分でも分からんが、これはまだ続くと思うので書いておく。