あまり桜は好きではない。
どちらかというと嫌いかもしれない。
写真の桜は好きだけどね。
つい先日まで枝だけ(つぼみに目が行くほど視力はないし、そもそも注意力散漫である)
満開になる、即座に散る
葉桜
このサイクルがわずか一ヶ月程度で完了する。
ついていけない。
もののあはれとか瞬間の美とか侘びさびとかを解さない人間なので
「せっかちやな」
としかおもえない。おおむね7日で旬の期間終了とか蝉かオマエは、って思う。
蝉に比べれば雌伏の期間は短いし、1年ごとに咲けるんだからまだマシではあるが
そうである分、やかましい蝉のように「今オレ、生きてます!」って感じがしない。
奇麗だし儚いかもしれんけど、どうせまた来年もあるんじゃろ、って。
こういう変化の早いのってホント嫌いなんだよね。
急かされてる感じがして。
それでいて奇麗だとは思うのでますます苛立つ。
もっとのんびり咲けばいいのに。
目に映る風景が日ごとに変わるって割と地味にストレスだなぁ、って吾は思っています。
なので「花見はいいぞ」みたいに言われるとちょっと困る。
困るけど正面切って「ケッ」って言うほどの嫌悪感もないのでここに書いておく。