この辺の印象はだいぶ偏ってると自覚してはいる。
何でもかんでも結びつけて考え過ぎだってね。
とはいえ、いまだに妄想は捨てられないのよな。
「もしも米軍なかりせば」ってね。
外国人特派員が森友「公文書改ざん」に見た日本の深刻な病──この国みんなが“民主主義のお芝居”を演じているだけ?(週プレNEWS) - Yahoo!ニュース
- [だめかも分らんね]
国家の最高法規の上に「それを無視してOK牧場」の米軍がどっしり居座ってるリアルを直視できないから、お芝居にならざるを得ないのです。/自分で自分の振舞いが決められないのに、自立した民主主義は無理じゃないかね
2018/04/05 18:17
米軍の活動について、割と活発に訴訟も起こってた時代があった。
「統治行為論」で門前払いロジックが確立する前は。
これかなりボディーブローのように、民族の自意識に効いてんじゃないのかなぁ、って思う。
リアリストを自称する人々から言えば
「じゃあ米軍なしで東アジアのならず者国家群と対峙できんのか」
的な反論で一蹴できるんでしょうけど。
※連中にとってはたぶんどうでもいいけど「雑な公文書管理で先進国を僭称してる本邦」も
なかなかに「ならず者」レベルは高い気がする。中共がジャイアン的ならず者なら、陰キャ的な雰囲気。
もうちょっとこっちの都合も考えてくれない? みたいな要望すら
「条約は憲法より上」
で一刀両断されてしまう徒労感は、積み重ねることでだいぶダメージでかくなってるんじゃないかしらん。
んだから、昨日今日劣化したみたいな記事の観測は違うんじゃないかなって思います。
ずいぶん昔から自分たちの生活のうえに米軍っつー抑圧が働いてて
けどそれを自覚して声を上げると門前払いされるのが常態化してて
そうなるともう
「だめなやつは、なにをやっても、だめ」
って刹那主義に逃げ込むのはなんというか、仕方ないことなんじゃないのかなと。
経済に打ち込んで、ビジネスでいっぱい成長して「オレはダメじゃない」って論点逸らして自らを慰撫してたけどそれも難しくなってきたので、色々とリアルに目を向けなくちゃいけなくなってるのが現在って思うのです。
神鋼の偽装捏造なんかもそういう印象で捉えてる。
40年以上の伝統だから、稼ぐことに打ち込みまくって、その分の見返りもあった時代には見向きもされない問題だったし、むしろそんな「ツマンネエこと」で至上の価値である経済成長の足を引っ張ろうとする奴のほうがクソ、という空気がいっぱい蔓延してたんじゃないか。
最近になって発覚したのは、経済成長という至上の価値が、アメリカにはもろちん敵わないし、忌々しいことに中共にもどうやら対抗が困難、ってうっすら判明してきたのでガムシャラに加牟波理入道する気力が減退して、その減退してきた心のスキマに
「偽装捏造隠蔽などの無理をして業績上げても無駄じゃね?」
「てかむしろコレは悪いことなのではないか」
ってチンケな正義感が侵入してきた結果、隠蔽工作が雑になり流出したのではないか。
とそのように感じている次第。
話がだいぶズレた。
要はアレですよ。
民主主義っつー制度とか社会を雑に扱ってたのは昨日今日の話じゃなくて、これまでは経済成長が大事でそれ以外二の次三の次で、しょうもない制度運用の実際が露呈してなかっただけです、たぶん。
もろちん国民も「経済成長のほうが大事だし、現実の利益も大きいよね」って共犯関係だったのは否定しない。
今になって「大変だどうしよう」って思っても、もう立ち上がり方忘れてるんじゃないかなーって。
昔の話だけど、統治機関(国家)の側も多くの省庁・官僚が
「流石に米軍やりすぎ」
ってその運用の是正を求めたことがあったのよね。安保改正の時に。
で一蹴されて、現在に至る。
超エリートちゃんたちが米軍相手に、国家の正道を歩むことを希求し、関係の是正を目指して敗退してから半世紀。
米軍の利益に合致することが国益、って本気で思ってる人たちがいっぱい増えた。
そう思ってればリアルな従属関係とか無視できるし。
吾も「米軍なかりせば」って妄想はするけど具体的にどんくらい問題が降りかかってくるのか見当もつかんので普段は見なかったことにしてる。
こうやってめんどくさい事から逃げ回ってるうちにその振舞いが血肉化しちゃった。
結果が「みんながみんなやってるフリ」の民主主義になったんじゃないかなぁ、って思います。
けどおもいっきり言い訳させてもらうけど、過去にエリート官僚たちが束になって是正要求しても一蹴されたんだぞ。一市井、一底辺にどうすれば「変えられるのか」なんてさっぱり分からん。分からんから考えるのを止めているのだ。
・・・言い訳したけど、一番でかいところ、米軍との関係を「変えられない」って絶対の前提を受容した上で、それでもなおちゃんと民主主義って奴を真面目にやるモチベーションってどうやったら湧くの?
そこ教えてくださいよ。ホントに。
アンタッチャブルな領域を残したまま、フルスペックな民主主義を追求する
って、吾には凄まじく無理筋のように思えるのです。
「変えられるものは、変えられる」
その深い確信抜きに、人は命を賭けられるもんですかね?
世界各地の民主化革命で血が流れまくったのも、そういう深い確信あってこそ人びとが動いたからだと思うんですけども。
「米軍は、ノーカン」
のまま、本気と書いてマジって奴に市民が目覚めることを期待するのは、要求が過大すぎるようにおもわれるのです。
「日米合同委員会」の研究:謎の権力構造の正体に迫る (「戦後再発見」双書5)
- 作者: 吉田敏浩
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2016/12/22
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (4件) を見る