気付けば一週間ブログかいてなかった。
何があったというわけでもないんだけど、なんとなく。
そういった次第でなんとなく再開する。
住んでるところの図書館で映画やってた。
以前見たけどスクリーンでは見てなかったんで、もっかい見るか、と暇なので見てきた。
やっぱ大画面はいいなぁ。
話はベタだけど、やはり面白い。
久々に他者の映画評も気になって検索したら初っ端にIRONNAの偏見丸出しレビューが引っかかって、しょっぱい気分になった。
おっさんおばさんと青二才とこじらせの動物園たるWEBはたぶんまだ残ってると思うけど、アンテナ低いと引っかかりにくくなったよね。
どんなもんであれ、テンプレで「受ける」感じの文体にまとまってる小奇麗な文章が先に出るようになって来た。
洗練されてるようでいて、芸がない。
俺はもっとこう、文章も拙く論旨も不明確だがなぜか力を感じさせるとか、有象無象のどうってことのない人の熱量すらかんじさせない気の抜けたレビューや批評にすら表れるその人のクセ、その人独自の視点の偏りこそ面白いなと思う質なので
「ムラやシマウチでは、そういう見方ってウケるよね」
って楽屋落ちを狙い済ました(ゆえにPVも伸びて検索上位にものってくる)のが苦手。
見て感じたものの解釈をそのまま出すのではなくて、精妙な文章だけど
「こう書いたら、きっと評判はいいよな」
って底意がうっすら透けて見えるような、そんな文章が苦手。
どのような方向の文章であれ、受け取る奴の反応を見越した文章って読んでて面白くない。
もっと揺れてるブレブレな文章の方が、ネットを徘徊する時には読みたい。
いっぽうで自分のブログも『シマウチやムラ』に向けて届いてるんだろうな、と思いながら書くことがあるだけに、本当に気をつけたい。*1
範囲を絞って響くとこには響くけど、それ以上の広がりのない文章って味気ない。
ここ一週間書けなかったのも、自分の文章がそういう傾向あるのに気付いて、ちょっと億劫になってたのがあるかもしれない。
いま書いてるのも響く範囲は限られる感じになってるかも知れんけど。
どうせなら飛び越えたいよな、と思った次第。
*1:借り物の視点に無自覚なのって自分で思っている以上に多いので、幾ら気をつけても治らないんだけど、心構えとして。