まとまってないけどとりあえず備忘録。
これ読んだ。ブコメも含めて。
それでこれ読んだ。
桜を見る会なんかみんなどうせ忘れる - メロンダウト
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2019/11/27 08:36
どうせ忘れる、って大きいよなって思って。
議事録も作成しない「誤った政治主導」 | すが義偉の「意志あれば道あり」 Powered by Ameba
良く見つけてきたな。/今の菅にぶつけても毛ほども動じないと思う。冷笑リアリストにとっては起こったことがリアルだから。筋の通らない事態を招来した要因が自分にあっても「世の中ってこんなもん」と言えばOK。
2019/11/29 05:23
とどめがコレ。
朝日記者「ある政治家は「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録ってのはその最も基本的な資料で、その作成を怠ったことは国民への背信行為だ」と。どなたかご存知ですか」
— いち市民の声 (@shimin_koe) 2019年11月28日
菅氏「知りません。」
朝日記者「官房長官の(2012年「政治家の覚悟」)著作に書かれてます」
(2017年8月8日) pic.twitter.com/uWYDxYLDpX
後から「そういやあったなあ」って思いだした。
かなり政権アンチであることを自覚している自分だけど、過去の言を左右にしたネタをそれでも忘れてる。
忘却って本当にろくでもない。
んで。
こういう忘れっぽさは俺だけかもしれないけど、これがもし多数派マジョリティだったらやりやすいよな、と。
ここから先、頭がこんがらがってて、どう言えばいいのか分かってないので箇条書き。
与党で何か不祥事が起こる
野党が突っ込む
ご飯論法やエクストリーム擁護で枝葉末節に拡散していく
忘れる
しばらくして、同じネタがぶり返す
これ何度も何度もやってるうちに、どんどん規律が弛んでるように見えるのは「枝葉末節に拡散していく」展開の中で、毎度のように
「悪夢のような民主党政権」
のイメージが喚起されるのが大きいんではないかな、と。
イメージはあくまでイメージなんだけど、今現在
「ここで起こっている不祥事」よりもまさに、「あの民主党政権」はよりクソである。
という共通認識を強化することには成功してるんじゃないかしらん? と。
じっさいに昔の民主党政権の有り様とちゃんと比べるとかじゃなくて
「そう言われると奴らも大概だったよな」というイメージを想起させてしまえば成功。
アレに比べれば、今の方がマシだよね、というオチに辿り着くのは簡単。
不祥事の内容はすぐに忘れるくせに、不祥事が発生するたびに再召喚される
「悪夢のような民主党政権」
を口実に使えるおかげで延命している面はそうとう大きいんじゃないかしらん?*1
こうやって不祥事があるたびに枝葉末節に拡散して最後には
「どっちもどっち」
に持っていくスタイル。
不祥事と正面から向き合わないことで、自分の軸というか、かくあるべし、というものもどんどん希薄化してると思う。
官僚たちの振舞いの留まるところを知らない劣化とか見ても。
「滅び」に話を戻す。
滅びというのは、参照すべき前例(過去)があって、それと比較した時に自分たちが衰えつつある過程、という事だと思う。
で、完全に妄想なんだけどかくあるべし、という自分の軸の希薄化は、時間軸の希薄化にも達するんじゃないかなと。
いつだって「今がマシ」(何と言っても、あの「悪夢のような民主党政権」よりは!!)なのだから、衰退過程にある、という時間意識を持つことができないのではないか? という風に思っている。*2
だから、たぶん滅ぶにあたってそこかしこで綻びが見えるようになったとしても、
「それでも過去(具体的には民主党政権)よりは今のがマシ」
という忘却と上書きによって自分を取り巻く現状に満足してしまうんじゃないのかなぁ、って。
日本が滅んでいくにあたって、具体的な形そのものは思い浮かばないけど。
たぶん中の人は下(具体性のないイメージの産物でしかないけれど)を見下ろして
「あれよりは今の方がマシだよね」
って割と満足して過ごしてるんじゃないかしら。
そんな風に今は思っている。