この話。
あくまで「俺の中の」理解ね。
世間一般的にはどうなのか知らん。
俺のせせこましい範囲においてはそれが通用しているので、そういうもんなんだろう、と思っているというだけ。
トライアンドエラーって、まずトライの前に現状認識がどんな感じかを関わってる有象無象把握できる範囲で確認したうえで、その現状に対して「試行した後の影響の幅」というのは設定してある。
良い方も悪い方も。
それ提示したうえで「やりましょうか」「止めましょうか」という話になる。
で。
やった後、事前の予想とのズレが発生してたら(だいたい発生する)雁首揃えてああだこうだ~ってやってる。
政府がやってること、これとは違う気がするんだよな。
プロセスは隠す。
意思決定の過程は表に出さない。
これやってどうなるか? の「成功・失敗」条件は設定しない。
事後の精査についてのステージは用意しない。
用意したところで、精査のための資料は破棄するか改竄する。
これを「トライアンドエラー」って言われてもなぁ・・・という感じ。
誰もこれから先どうなるか分かんないのはそうなんだけど
「これやってこういう風にしたいです」っていう目論見も見えてこない。
何かやるたびに批判される、とかさ。
イヤじっさい八つ当たりとか言いがかりに近いものをバンバン飛ばしてるし分かんなくもないけど
被害者感情拗らせすぎじゃないですかね。
「これやってどうしたい」
というのを表に出さないまま、なんとなく頑張って汗かいてます、みたいなフリだけしてそれを「トライ」というのなら、別にそんなことしなくていいですよ、って伝えておきたい。
見たいのは
「やってます」
じゃなくて
「やったら、こうなる」
とか
「こういう状況だから、こういうことをして、こうする」
という声明なんだよな。
安倍はギリギリその辺ちゃんとしてたな。唐突過ぎてほんとバカだなとは思ったけど
「今やべえから学校休校するわ、そうすれば抑えられる」
って声明は出したよな。
ガースー、足りないんじゃない?
「今こんなだから、これやって、こうする」
という発信が致命的に足りてない。
まあ「今こんなふうに状況を俺は捉えてます」って公表したら、そこかしこからぶっ叩かれるだろうから、それで言いたくないのもあるんだろうね。
楽観的だったらレフティーから「現実を見ろ」てぶん殴られるだろうし。
悲観的だったらライトウィングから「経済のことをしっかり考えろ」って殴られるだろうし。
大変な仕事だとは思うよ。
けどそういうのをやるのがリーダーってもんだと思ってたんだけど、違うかな?
まあなんにせよ、これやったらこうなる、の目論見も公にしないまま
「やってます」と言われても俺には評価のしようはない。
それでアップデートだなんだと言われても俺はついていけないね。