面白かった。
問題視してる論点は分かる(けど相容れない)。
ただどうして反発する気持が湧くんかな、というのが分かってなかったのでちょっとモヤモヤしてたやつ。
※クソどうでもいいけど体制破壊を嗜好するという点においては左右の過激派に大きな差はないと思ってるので、一致してしまうことに違和感はないかな。
ここでいう「個人の自由」、そのものを尊重しているのか、打破の道具として「使いよい」から奉じているのか、に差はありそうだけど。
・・・いや、結局のところ全体主義への嗜癖という点ではどちらも道具として使っているという見方もできるか。
オレが苛ついてたのは言行一致してないという点だったっぽい。
と言うか、自分なり係累なりがなかなかに凄惨な状況のズンドコに叩き落されるかも、というリアルな実感があればあんまデカい口は叩けんよね、というか。
そこから切り離されて安心安全な場所から大言壮語してる奴はイラリ、となるっていう。
今たぶんApexなりCoDとかプレイする片手間でウクライナゆっくり動画をバックグラウンドループ再生しながらロシアの横暴に憤りを抑えきれない全国数人の有志にも似たもやもやを感じている。
けどこの
「デカい口叩くけどどうせオマエは出来ないんだろカス?」
式の批判って、実際にやれる奴が現れるととたんに効果失うんだよな。
過激なこと言って言行一致させちゃう奴。稀にいる。
指揮官ではないけど、コイツとか。
デカい口叩いてしかも戦地の最前線で砲煙弾雨に身を投じるキチガイぶりが下士官兵に大絶賛。
指揮系統からは外れてるのに兵隊さんが心酔するので、じっさいの指揮官大迷惑。
けど言行一致・有言実行のメンタルマッチョには痺れてしまうのも抗えない現実。
平パニおじさんを筆頭に、今デカい口を叩いてる人士が言行一致させうるアタマのネジの外れた度量を持った傑物(よくも悪くも)ではないからこそ軽んじていられたけれども、もしも「実際に言ったとおりにやっちまえる奴がいたら?」と考えた時に、それに抗ったり止めたりする方法が(俺には)見つからないことに少しだけヒヤリとしました。
「出来ないやつのデカい口」は軽くスルーできるけど
「やりかねないやつのデカい口」はどうやって対峙すべきなんだろう?
実際に言行一致のバケモンに引きずられたことがないのでぜんぜん想像がつかないのだわ。
そいつと対峙したとき、はたして抗うことができるのか。