切込はスカーレット・ソードが売れてれば良かった。
時局柄もあろうが「スカーレットソード」のフルタイトルで検索してもポケモンがでてくるうえに狙ってる切込本に辿り着けないのってなんなんですかね、はてなの、というか元のAmazon商品紹介検索。
検索はどんどん劣化してんなぁ、とあらためて思う次第。買わせたいもんだけ引っかかるようにしてんじゃねえよ。
まあ(踏めばわかるけど)新刊流通してないからしょうがないのもあるんでしょうけどね。
さておき。
八割がた本音ではある。
ショーンKさん(懐かしいな)もだけどさ、フィクションをフィクションのままで売ってればいいのよ。
フィクションなのにまるでガチみたいな売り方をするから派手に転ぶわけで。
まあ嘘っぱちのキラキラよりもガチのキラキラのほうが耳目を集めるのでそっちに流れたくなるお気持ちはわかる。
分かるけど、やっぱりリスクが大きすぎる。
オレみたいに観客席から眺めてる分には「珍獣たちのおもしろい見世物」なんだけど、これ本人及び本人の近しい人々からしたら落っこちた時にたまったもんじゃないだろうな、って。
その虚言とホラッチョ、そのまま出しても良かったんじゃない?
フィクションとしてまぁまぁ面白いもの。
冒頭に上げた本は…うん…だけど。
でもボロクソに貶すほどではなくて(つか序盤もいいとこなんで貶し甲斐もない)、刊行当時にこれくらいデカい話にしてやんよ! と特設サイト設置して世界観や設定公開してたのは割と面白そうだった。
粘ればワンチャンあったんじゃないかな、って思える程度には。
これ切込本人が書いたらまた違う展開あったんじゃないか? って思える程度には。
どちらもまあ、信頼できない語り手ではあるのだが、なんでこうなっちゃったかなぁ、感は強い。
暇の人ははてなブログでやってた頃の話は面白かった。
実話でも創作でも巧いと思ってた(おおむね実話ではあろう、という印象だけど)。
暇の人もフィクションもっといっぱい作る人に回ればよかったのに。
切込も暇の人もだけど、お金いっぱいあるとそういうチマチマした仕事がつまらなくなるのかな?
以前から盛るし嘘つくし雑な芸風だったけど、今回の瞬殺は少し憐れみを覚える。
本人はきっと否定すると思うが、ひろゆきが快進撃続けてるのに焦りがあったのではないかな、って妄想してる。
児童書まで出して全方位に売れっ子になってる(のがもう本当に世の末感ある)ひろゆきに焦りを覚えてたところにちょうどいい炎上ネタが転がり込んできて、いつものようにいっちょ噛んでみたら思わぬ形で足元を掬われたんじゃないかな、と。
総会屋2.0騒動のあと少し大人しくしてたところから、じんわりと、文春では派手に表に出てきてたところでこれ。
なんかホント、みっともないしもったいないなって思う。
嘘つくのが巧いんだから、本領を発揮するのはフィクションなんだよ、切込は。