afurikamaimaiのブログ

テキスト打ちのリハビリのはずだったが、今は路頭に迷ってる

耐えられない言葉の軽さ。

ってほどでもないけどね。

 

日本人なら知っておくべき特攻の真実~右でもなく、左でもなく…(神立 尚紀) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)

 

ブクマで書こうと思ったけど。

ちょっと長くなりそうだからダラダラ書く。

 

結論から先に書くと、上の記事、「真実」でもなんでもない。

「特攻さん、ありがとう。

 おかげで戦争がやめられました」

っつーメルヒェンストーリーの色眼鏡で見たもの。

こういうの真実って言うとバカっぽいから止めといたほうがよい。

 

こういうメルヒェンは他所でもやってるけどな。

news.yahoo.co.jp

コイツの歴史観を是として受け止めちゃったら、それが「真実」になっちゃうわけですよ。

 

上についても略同。

テメーのお気に入りエピソードを篩にかけてザラザラッと出した

「これはオレの世界観にバッチリグッド」

なブツをチョイスしてそれっぽく並べれば「真実」の出来上がり。

 

バカか。

 

しょせん歴史観なんて色眼鏡に染まりまくって歪みまくるのが普通。

一つ一つのの数字を取り上げて「ここちょっと違いますね」は出来ても

それでおたがいの歴史観が変わるなんてこたーない。

東アジアのアレも無駄なことしてんなー、と思いつつ、一つ一つの数字の突き合わせでよりたしからしい数字に近づけるのなら、学問としてはそれでよいか、と思ったり。

それ以上の何か・・・「ある歴史イベントの歴史上の意味」とかそういう解釈が混じり始めると、ぶつかるのは分かりきってんので、そこは切り離しといたほうがいいよねって思う。

 

上の自称「真実」記事でも、数字はともかく。

最初の特攻やったときに実施部隊指揮官が期待してた

「こんなえげつない真似までしないと戦争できんのか、やめようよ」

って陛下のお言葉が下ることもなく、

「おっ、その意気や良し。愛い奴。これからも頑張れよ!!」

ってお言葉が下りてきてガックリ、っつーネタは取り上げてないよね?

 

人間なんだからさ。

自分に都合のいい/悪い を 恣意的に編集してしまうのはしょうがない。

人として自分の先祖が無駄死にした、なんて思いたくないだろうし

「オレってジャスティス」な連中が、都市住民の大量焼殺とかジェノサイドでしかない、なんてのも思いたくないだろ。

 

生きていくにはウソが必要なのだ、どうしても。

そのくらいの自覚を持って、もうちょっと控えめに慎ましやかに生きるほうが、吾には好みの「慰霊」の仕方だと思った次第。

人死にに意味を持たせようとするその振舞いは好みじゃないぞ。

帝国全土が一億総特攻! を喧伝したにもかかわらず、土壇場で「あれはノーカン」したからこそ、吾は今ここに居られる立場だと思ってるだけに、何を言っても生者の繰言にしかならんこの手の話は気分が重くなるだけなのだ。

 

 それでもなんか知りたいのならこの辺かな。

特攻――戦争と日本人 (中公新書)

特攻――戦争と日本人 (中公新書)

 

 右か左か分からないし、中立かどうか分からんけど

そこそこ時系列を追ってて、かつネタは網羅的で手軽な奴だと思う。

けっこうおススメ。

 

まーなんだ。

なんらかの価値判断を下すには、吾らはあまりにあの戦争に近すぎると思うよ。