afurikamaimaiのブログ

この道は行き止まりだ。引き返せないよ。

他人物バイバイ

いろいろこんがらがってきた。

他人の委託を受けて売るとかいうのはイメージが湧くんですよ。

けど

問題文見ると

「3人で共有してる土地をBが俺一人のものだよって他人に売り飛ばしました」

「この売買は有効です」

ってね。

ヘアッ!?

AとCの権利はどうなるねん!! って思ったらそれは売買の後に回復するんだって。

売主(この場合B)が。

売られたらもう何も言えずに土地とはバイバイなわけよ、AとCは。

おかしくねえ??

 

そんなところでつまずいてるからお前はダメなんだって言うのはそのとおりだと思う。

思うのではあるがー!

全然納得いかねー。

民法はまだ生活実態に近いから分かるぞとか言ったやつ出て鯉!

ぜんぜんかけ離れてんぞ!!

この場合アホのBが悪いってことで売買無効になるのが筋とちがうんかい!!!

取引の安全ってなんなの・・・なんなのなの?

共有地って第三者には分からんじゃん、B単独所有だと思ってもおかしくないじゃん(ないじゃん)

って言われても納得できるか!

資本主義社会へのヘイトがまた一つ積み上がったのだわ・・・

取引の安全最優先すぎんだろ。

 

 

NO TRAINING,NO LIFE

レックは今もグレッグ・レモンに嫌がらせしてるのかなぁ?

もう時効切れたかな?

 

それはさておき「疑惑のチャンピオン」見てきた。

いつも思うんだけど海外の映画って平気で俳優さん体型変えてくるよね・・・

あれのほうがむしろドーピングじゃねえのかと。

バランスの悪いマッチョ→ガン→細マッチョ

はっきり分かるくらいに体型変わってるからすごい。

どんくらい撮影期間あったのかわかんないけどこれは大変なことですよ。

 

閑話休題

 

結論から言うとキタナイ。

チャリンコ業界めっちゃキタナイ。

 

フロイド・ランディスの告発前に「クスリやってる」って告発した選手が居たんだけどさ

これがスタート直後くらいの集団のなかでまずランスに恫喝されて、それから次々と現れる選手たちに次々と脅されて小さくなっていくのがもうね・・・。

ランスだけワルモンにして逃げ切ろうとしたんだろうけど

(じっさい、ランスが魔王レベルだったのは間違いないんだろうけど)

UCI(国際自転車連盟)も含めて自転車を取巻くすべてのアクターがグルになってたってことがここで露骨に表現されててダメだった。

 

じっさいランス奇跡の復活劇のあとで自転車業界に流れ込むゼニが途方もなく増えたので、それを背景にランスのドーピングを握りつぶすことに加担しちゃったんやね。

ランスが作られた英雄だってばれたら商売上がったりだからね、しょうがないね。

しかしUSADAには通用しなかったんやな・・・

一回目の疑惑についてはギリギリ逃げたんだけど、フロイドの証言で逃げ切れなくなったところが映画のクライマックスでした。

「俺の人生はトレーニングだ」って言ってたランスが辛い・・・。

 

なんというか・・・

ガンになる前にいっぺん、マイヨジョーヌをゲットしてたことが、ランスを狂わせたのかなって思ったよ。

敵が自分自身なら、ガンの後、かつてのキャリアハイを更新するってことで満足できた人生かもしれないねって。

そしてたぶんそれはとても素晴らしい人生だったんではないかなぁ、と

とはいえ、その闘病前のマイヨジョーヌも、ミケーレ・フェラーリに相談しに行って「肉のバランスが悪い、帰れ」って言われた後に自己流ドーピングしてゲットしたを考えると、ランスはああなるしかなかったのかな、とも。

 

見終わった後思ったこと。

資本主義コンテンツとしては最高の素材だったな、と思いました。

一介の名もないプレーヤーがガンというイベントを克服する感動ストーリー

そこから奇跡の復活を遂げ、前人未到の快進撃を果たすというアメリカンミラクル

誰も手を触れることの出来なかったチャンプの凋落という暗いカタルシス

 

大衆が食いつく素材が揃いまくってて、これはどう弄っても儲かるネタだね。

一粒で二度も三度もおいしすぎるじゃねーか。

(現にランス絶頂とランス凋落で映画2本作れてるし)

ランスはその美味しいネタのキャストにたまたま嵌まり込んだだけじゃないか? と思うとなんとも切なくなります。

同時履行の抗弁権

留置権の違いでしばらく立ち往生。

大雑把に言うと

同時履行の抗弁権は

「お前が払わんのんなら商品は渡さんわ」

って奴で

留置権

「おう修理代金払わんのんなら(修理するために)預かったブツは返さんけえの」

って奴らしいのだが・・・どっちも一緒じゃねえ? って。

留置権で相手に渡さずに置いてあるブツは赤の他人(第三者)に渡してもOK

(カネ払わない奴の許しがあれば、とか条件はつく)

だけど

同時履行の抗弁権で相手に渡さず手元においてある奴は他人に渡しちゃNGらしい。

説明文を読めばなんとなく分かるんだ

その商品を買った相手はカネ払ってない奴一人なんだから、その対象となったブツは

他人に渡しちゃアカンやろって。

ただそれじゃ何で留置してるブツはOKなんだ? というのがどうもしっくりこない。

たとえば

修理業者にクルマの修理頼んで金を払ってない男が居て

そいつが「カネ払えないから誰かに使わせてやってええんやで。その分のリース代から修理費引いてチョー」

って言うのはOKになるらしい。

うーん。分かるような分からんような?

そういうものなんだって割り切るしかないのか?

 

民法はまだ身近な話題についての話だからいいけど

これが会社法やら不動産登記・商業登記になったら想像の及ばん世界になりそう・・・

困ったもんやね。