afurikamaimaiのブログ

この道は行き止まりだ。引き返せないよ。

イズム

先週の英国のEU離脱からこっち、ニュースはほとんどそればっかですね。

よっぽど大ごとなんだろうな、って思うのだけど双方気になるのが

相手はイズムに染まってる → 相手が間違ってる、だから話し合う必要はない!

みたいな行き方がめちゃくちゃ元気なこと。

残留派の人たちは向こうに回した離脱派の人を「ポピュリズム」とか「レイシズム」とか「エゴイズム高齢者」みたいな事を言ってなじってるみたいだし

離脱派の人たちも同じような格好で「強欲なネオリベラリズム」「グローバリズム」みたいに残留派を攻撃してるし。

 

まあお互いのイズムが気に入らないってのは分かりますよ。

けど相手に「お前はポピュリスト(グローバリスト)だ!!」みたいにレッテル付けした後の活動がちょっとお粗末杉やしないですか。

「奴は○○リストだから、無視してOK牧場

「○○リストの言ってることは嘘っぱちなんで騙されちゃダメですよ!」

「つまるところ○○リストはバカ」

みたいな話の進め方。

本邦の報道ではそういうところばかりが抽出されてるのかもしれないけど、仲間増やしたいんですよね?

「○○リストは無視してOK」じゃ説得にもなってないし

「奴は○○リストだから信じられない」ってそれじゃあそれ言ってるあなたの信用はどこで担保されるのよ?

あと「○○リストはバカ」って物言いをしてるお前がバカでないという証明はどの辺にあるのかと。

ああいう話の進め方で仲間増えると本気で思ってるんだろうか?

それよりはむしろ、中立っぽく見えた人に支持するように話し始めたところ

ちょっとした利害対立があっただけで

「あいつは敵リスト、こいつは味方リスト」みたいにあっさり篩にかけて

レッテル張りしてそっから先はお互いノータッチor指弾するみたいな格好でしか

コミュニケーションとれてないっぽいのがすごくまずく見えるのですが。

両方とも、もうちょっと利害対立してる相手の言い分に耳を傾ける余裕はなかったのかしらん?

○○イズムにも濃淡があって、限りなく無色に近い○○リストを掘り起こして味方に引き込もう、みたいな鷹揚な構え方。

 

本邦のライトレフト見ててもこういうぶった切りって流行ってるみたいだけど

あんまり好みじゃないかな・・・

ノンポリの居心地が良くてそこにとどまってる人にイズム嗾けて

乗っかってきたら味方リスト、反発したら敵リスト、っていう話し方は友達減らす気がします。

債務整理

まがりなりにも勉強しはじめると司法書士とかが絡んだニュースがどうしても目に付くようになる。

今日は最高裁債務整理に関連した判決が出たみたいだけど、司法書士側の主張が退けられた模様。

債務整理で取り扱える上限140万円をどう解釈するかで揉めてたようでおおざっぱに

司法書士側は

債務整理が決着した時に依頼人が受け取るおカネが140万以下なら担当してOK

弁護士側は

債務整理に着手したときに金融機関に「払えや!」て請求する額が140万超えたら司法書士の出る幕じゃないんやで

 

って主張で争ってたらしい(解釈間違ってるかも)。

で後者が正しいって判決が下ったんだけど、まあユーザーさんから見たら弁護士の言ってるほうが使いやすい気がする。

過払い金返還訴訟は着手段階で取れる額がハッキリ分かるし貸金業者側も逆らえないようなので、司法書士側のルールでもいいのかなとも思うのだけど

返還する側(グレー金利採用してた貸金業者)がもしすんなり返さなかったりゴネて揉めたりしたら決着が長引くし、それで宙ぶらりんになっちゃうかもしれないユーザーのこと考えたらやっぱり弁護士側の言い分かなぁ、と思ったり。

 

もっとも、そういった判決の妥当性とかよりも気になったのは

「こんな小銭でも弁護士さんと司法書士で今もめてるのか・・・」というところに驚きがありました。

弁護士さんはもっとガツンと稼げる大型案件が大好きで、こういう小銭訴訟にはあんまり見向きもしないと勝手に思ってたので。

かつて司法書士が扱える案件が上限90万→140万に条件が緩和されたのも、そういう小銭は弁護士にとっては「労多くして益少なし」だから開放してもええやろ、みたいな感覚だとばかり。

過払い金返還訴訟は既に流れ作業になってて事務作業とか確立されてるから、労が少なくて済むのが弁護士にとってもうま味のある話として争いになったのかな?

めんどくさそうな小銭相続での簡裁案件とかでも、司法書士と弁護士がいずれはどっちが担当するかバッティングする時代がくるのだろうか、とかぼんやり想像してみたり。

 

あと報道されてるのだと、思ったよりも司法書士の報酬が多くてビックリ。

書類作成はまあ普通のお値段だと思ったけど、法的助言とかすると書類作成の4~5倍のお値段でもらえてるみたいで、これは司法書士側もハッスルして最高裁まで争いますわ。

けどこうなると・・・140万くらいの返還受けたとしても

書類代が5万ちょい

法的助言に20~25万

手元に残る額がけっこうしょっぱいことになりますね。これは支払い拒否するユーザーが出てきてもしょうがないのかも。

とりとめのない話

適当な気持ちで始めたブログだったのだが、続けるうちにちょっとハードルが上がってきた。

自分の中で勝手にハードルが出来上がってる状態。

別段たいしたことを書いているわけでもないのに

「これは書いても意味がないな」「内容がないようだ」

みたいな評論家脳がアタマの中でむくむく湧いてきて「やっぱやーめた」ってなる。

 

書いてるものも既に内容はないのだが、そこをすんなり開き直れず自分の中でハードルがあるのはホントにしんどい。

それで少しずつ書くのが億劫になってサボってしまったわけだが、そもそもこのブログ始めたきっかけを思い出してみる。

アタマん中で考えてることを文章にしてみると、思ったとおりの作文が出来ないのを何とかしようと思ってはじめたんではないのか?

じっさいブログを書きはじめても、どの日記も最初「こういうのを書こう」と思ってたネタとはかけ離れた文章が仕上がってる現状では内容どうこうの話ではないよなぁ、と。

そんな思ったとおりに書けない文章の中でも、稀に「これはけっこう良くできたな」って自己満足に至るのもある。

なら内容がないままガンガン書き続けて「下手な鉄砲数うちゃ当たる」じゃないけど

アタマの中の文章が上手いことちゃんとじっさいの文章になるように手癖をつけることを優先するほうがいいんじゃないのかな、と。

 

けっきょく文章も数をこなさないとどうにもならないと思うので

「今日は天気が良かった。嬉しかった」レベルの内容がないブログでも積み重ねて行けば何かいい具合に昇華できるんじゃないかと期待して再開したいと思う。

 

この日記もだいぶ最初アタマにあったのとはズレた文章になってしまったけど、いつかアタマの中の文章が、するするじっさいの文章として出力できる日が来ることを信じて。