afurikamaimaiのブログ

この道は行き止まりだ。引き返せないよ。

いっぱい相対主義。

あんまり勝ち負けに拘るものだから。

【フェイク注意】民主党時代にも「文書書き換え」の前例!?→自民党時代の2007年に発生した事件でした | BUZZAP!(バザップ!)

 

いつものことだけど

「どっちもどっち」

に持っていって落とすって発想、ホントにバカだからやめたほうがいいよ。

バカって言ったけど、ホントにバカだからね。途方もなく。

 

「オレ悪いことしてる」

「オマエ悪いことしてる」

→「だからこの話はノーカン」

ってさ。

 

美意識あんの? せめて自尊心は持とう?

「オレは犯罪者だけど、オマエも犯罪者だから!」って空しくならないの?

恥じ入る気持ちないの? ツッパリ決めてイキリかえってるけど凄くみっともないからね?

己のミスを認めつつ、指弾するほうもミスがあるんだからお互いにノーカン、ってこれ

「お互いさまでクズ同士だし、まあ水に流しましょうや」

って奴だよね。

オマエは自分がクズで納得してんのか。

クズであることを省みて抜けたいって意識は微塵も芽生えないのか。

 

上下左右関係なく、こういう「足の引っ張りあい」

相手の欠陥をあげつらうことで自己の欠陥と相殺して事態の改善を拒絶する、

って本当に滅茶苦茶いっぱい見るよね。

事態を改善するのはなんか「負けた」気がするので、ここは突っ張る!!

って謝ったら死ぬ病気の人多すぎじゃないです?

インフルエンサー謝ったら死ぬ人たちだからといって、フォロワーがみんな真似しなけりゃいけないってもんでもないんですよ?

それでなんか問題解決すんの?

 

目下最大の問題はさ。

abyss.hatenablog.jp

こういうことで。

 

 

 

osaka-zumai.hatenablog.jp

こういうことなんだよね。

で、 

で……結局「訓示とかで改竄すんなと現場の人に丸投げ」なんでしょ? そりゃ再発しまっせ。

森友の改竄が誤報とか当たりとかどうでもええねんですよ - あれ、どうやったっけ

 

このままだとホントにそんなオチになりそうだよ。

headlines.yahoo.co.jp

 

勝ち負けとかホントどうでもいいので。

って言うかそういうのハッキリ超えて図抜けてヤバイことだと思ってるので。

 

改竄・辻褄合わせすら形骸化し、びっくりするくらい低レベルな判断しかしてないのが白日の下に晒されてしまった、という事になるかと思う。

森友問題に関する決裁文書での改ざんについて少し。 - 深淵

 

これをまず他はさておいてどうにかして対策とって事態を前に進めなきゃいけない、っていうことくらいは、せめて対立していがみ合ってるお歴々も合意できませんかね。

 

完全に私見に基づく愚痴ですが、

運用の実態を明らかにしたってのは朝日GJだったかもしれんけど、時機を失した観もある。

憲政史上もっとも重篤な「謝ったら死ぬ病気」に侵されている男が総理大臣、与党が絶対多数を握っている、ってタイミングで出したのは痛恨事になるかもしれない。

自分が「謝らない」ためなら他の何でも犠牲にして破壊しながら

「どっちもどっち」

「(表面上)オレも悪い(って認めてやる)けど、オマエも(つかオマエが)悪い 

 ノーカン」

ってやらかすんじゃないかな。

多数を握っている分、行動の自由度はそれでも大きそうだし。

上記のニュースの通り、党内の自浄能力もまったく期待できないご様子。

 

野党は

「ここで倒せる」って意気込むのもいいけどさ。

「安倍はこの危機を糊塗して逃げ切るために次は何を歪めてくるか」

「そしてそれが可能な力を安倍は持ってる」

ってことをもっと強く意識しておいたほうがいいと思う。

今回の改竄も総理の強気なアレをフォローするために

「やるわけねえだろ、JK」

ってのをかるがる飛び越えてきたのよ?

常識的判断の通用する政治家ではない、って腹を据えてかからないとヤバイと思います。

今回のでもし、内閣が誰もクビ切られることなく逃げ切ったら、それが前例として役人にベッタリ染み込むってことで、その後の行政がどうなるかゾッとする。

 

半年後くらいに

「今思えば・・・稲田”PKO日報隠蔽”朋美は、潔く男らしかったねぇ・・・」

なんてなりませんように。

敗戦の否認。

いいこと言うなぁ。

rootport.hateblo.jp

 

人物が高潔なんだと思う。

こういう人ばかりだったら良いのに。

勝ち負けではないのだよ。

 

であると同時に。

www.po-jama-people.info

 

ここまでなるともうどんな言葉をかければいいのか、正直分からんのですよ。

信じていたものが崩れ去った衝撃で茫然自失としているのなら、いつか正気に戻ったときに「あれは間違いだったんだなあ」と受け入れられるかもしれない。

けどね。

この(ネット上では)たぶん影響力ほとばしる人々の振舞いを見てると、そういうのは期待できないんじゃないかな、って思うの。

朝日のそれが誤報ではなかったということを認めないようでいて認めつつ、だからこそ論点をずらして攻撃に転じる。

インフルエンサーの人はしばらく黙った方がいいよ、というアドバイスもしてるけど、どうもそれは届かないようで。

界隈の人気ツイッタータレントの皆さんが

「書き換えのどこが問題なんだ」

「今回は真報でも朝日は誤報を何度もやってるので論外」

といった具合にずらしていって反転攻勢に打って出れば、この言説に救われて、誤報ではなく真報であったことの衝撃から立ち直りやすい人も多いんではないかしらね。

傍目には無謀で、相互の断絶をさらに深くするだけの愚挙に見えるかもしれないけれど、人間には愚行権がある。己の誤りを正面から認めるよりもずっと、心地よく日々を過ごせるほうを選んでしまうんじゃないかなって思うのです。

 

でもって。

そんな風に自己の誤謬の否認に転じた「友人」に、一体どんな言葉をかければよいのだろうか?

そこがとても悩ましいな、と思うのでした。

吾だけならばいいけれども、おそらくは左右の立場を超えて今回の報道を重大な問題ととらえている人々も、自らの過ちを否認して閉じこもる彼らに届く言葉は持っていないのではないかしら、と危惧しています。

 

過ちを認めないことを声高に叫び続けるインフルエンサーが居るかぎり、相互の断絶は埋まることはない気がする。

それでも埋めなくてはならない、と呼びかけるだけの心のタフネスがないのは恥ずかしいところではあるけどね。

 

しかしこの先どうなるのかなぁ。

書き換えたのが官庁オブ官庁の財務省

ダメ書類・ダメ予算執行をチェックして撥ね付けるはずの会計検査院

「知ってた」言い出すとは。

 

まだ朝日の誤報だったほうが、色々とダメージ少なかった気がします。

完全に妄想だけども

これで行政が食らった信頼性への毀損は長いこと尾を引きそうな予感。

これで政治がケツまくって逃げ切ったら

「決裁した公文書を改竄してもOK牧場」って晴れて認められることになって行政への信頼は瓦解するんじゃねーかな。お咎めなしなら役人も政治屋の覚えが目出度くなるようにふるまいたくなるよね、にんげんだもの

役人の信頼度が異常に低いバナナ共和国的な雰囲気になりそうだわ。

原典回帰。

桃太郎。

https://www.amazon.co.jp/日本児童文学館〈第2集-24〉王様の背中―名著複刻-1974年-内田-百間/dp/B000J9898M

https://www.amazon.co.jp/桃太郎-芥川-龍之介/dp/4894444364

 

どっちも絶版の模様。

芥川の桃太郎は青空でも読める。

 

芥川龍之介 桃太郎

 

 

内田百閒の桃太郎はいいね。

っていうか、図書館で古い本借りたんだけども、昔の本はなんかカッコイイな!

子供向けの絵本仕立てだけど、手間かかってそう。

復刻版だから当時の装丁をどれくらい再現してるのか分からんが、これは子供喜びそうだと思った(箱の中に箱、ようやく本体ってのは仰々しいけど)。

 

どっちも短編なんですぐ読める。おススメで・・・うーん。

芥川のはどうだろ。

面白いけど、面白いのは本編のところじゃなくてね、導入とオチだと思った。

ホラーっぽい。

この桃太郎(クズ)は殺してもいいと思うけど、

「桃太郎(クズ)は一人ではない・・・第2、第3の桃太郎(クズ)が・・・」

みたいな〆になってるのが軽くひく。あんだけ暴虐の限りを尽くしてオマエ・・・ってなる。

オレガオレガで徹頭徹尾ミーイズム発揮してるのは、クズの真骨頂。

動機? オレがやりたいから!

うむ!

惚れ惚れするクズである。こいつを殺すとスカッとジャパンだろう。

 

絵本版で読んだので、絵もイメージを助長してると思う。

上手いと思うけど、なんとなく不気味。

その分えげつなさがいっぱい染み出してる。

良い。

作品の雰囲気に合ってて良い。

もうちょっと桃太郎をクズっぽく描いてもよかったんではって思わなくもないけど、あえてそう描かずにちょっと美麗に描いたのも効果的だったんかもしれない。

 

どちらも入手にやや難ありだと思いますが、

内田版は装丁の懐かしい感じにカッコイイのを

芥川版の絵本の奴は、青空版と違った独特の間とイラストを楽しめると思う。

図書館などで見かけたら是非手にとって見てください。すぐ読み終わるのでおススメです。