afurikamaimaiのブログ

この道は行き止まりだ。引き返せないよ。

ちょっと良く分からない。

そうとう程度、私怨も入っているんだけど気になったんでおいておく。

www.itmedia.co.jp

きほん良いニュースだと思った。

特にこの部分。

 具体的な要因は、代表者や幹部役員の死亡、引退などによる「後継者難」が134件でトップ。前年同期(2018年1~7月/178件)よりも40件以上少なかったが、約6割を占めた。 

 

こういうことだろ、って思ったので。

人手不足倒産、7月時点で200件超え 「よりよい待遇」求め転職増加か - ITmedia ビジネスオンライン

経営は生き物とほざく割に、次世代育成にゼニをかけず「コスト」として外部に押し付けて処理してきたのを「後継者難」というのはすごい違和感アリ。/もっと法令違反を理由に退場する企業も増えるといいなぁ。

2019/08/09 11:50

こうブコメした。

持続可能性という点で、そこに経営資源をぶち込んでないのならそりゃ詰んで当たり前でしょ? って。

でそういうのが潰れるのは当たり前の話じゃないの・・・って思ってたら

 

人手不足倒産、7月時点で200件超え 「よりよい待遇」求め転職増加か - ITmedia ビジネスオンライン

これを喜ぶ人は目先しか見えない、縮小均衡を喜ぶ人。昨今の景況感の著しい低下も、これとは無縁じゃないし、経済全体が縮小すれば、いずれ勝ち残り企業にも悪影響は及ぶ。場当たりで対処してきた安倍の失政だろうね

2019/08/09 12:39

b.hatena.ne.jp

 

ちょっと分からない。

安倍に行くのが。

縮小均衡への道を切り開いたのは、もっともっと前の話だと思うの。

自己責任・努力不足・自業自得と「選択と集中」、「岩盤規制をぶっ壊す」やってた人ね。

選択と集中とやらでピンポイントで「奴らは・・・無駄遣いしている!!」って空気醸成して生贄つくって吊し上げて色々なぁなぁにしてきたのもっとずっと前ですよね?

経済全体が縮小する・・・っていうのもなんだかなぁ、と。

規制緩和とか、なんだか耳障りのいいことを言いつつ、その実

「実は俺(監督官庁とか)のゴキゲン次第で裁量できるゆるふわルール」に変わっただけってのも多いッスよね?

競争環境のベースとなる公平性の担保がぶっ壊れてて

ルールは超恣意的に運用されて

法の欠陥(異常な罰則の軽さなどなど)に付け入る「ハック」が許される

そんな環境で敢えて経営のゲームに身を投じる人って、増えるのかな? と。

 

安倍は掛け値なしにクソだと思ってるけど、労基署がここのところ摘発グングン増やしてるのは、奴の功績とカウントしたほうがいいんじゃないか?

 

headlines.yahoo.co.jp

 クソみたいな労働法規の改悪をゴリ押ししたバカは安倍だけど。

忖度裁量でくされて歪んでるルールの適用を放置してるバカも安倍だけど。

経済の縮小の理由が、今まで放置されてた法令違反が摘発されるようになってきたので、野放図な経営屋が萎縮する!! って意味なら「うーん?」って思う。

 

正味のところ、

個々の労働者は「自己責任」「努力不足」「自業自得」で切り捨ててもいいけど

企業・事業所に関してはそれを適用できない(してはいけない)、というのなら、ぜんぜん腑に落ちません。

斃れた場合に他に及ぼす影響という点で、同じレベルで語るべき話ではないんだろうけど。

けど他者を切り捨てる際に用いたロジックが、自分に跳ね返ってくるのを覚悟してないのはやっぱ腑抜けだと思います。

労働者が彷徨うのは、「自分への投資」「職能の向上」を怠ったからだと切り捨てておきながら

次世代の育成を怠った企業が退場することになったら、影響が大きいから切り捨ててはいけない?

冗談が過ぎる。忖度の度が過ぎる。そう思う。

 

自己責任でいろんな階層を押し潰したんだし、その圧力が跳ね返って(というか、もっとも弱い環を食い潰したので次に弱いところに波及し始めて)潰れるのなら、それこそ「自業自得」としか思わないですね。

これが、「自己責任」「努力不足」「自業自得」を標榜し、それに8割もの高い賛意を示した国民の選択だと思うの。

安倍云々より前に、これは国民である自分たち自身が、「かつて良いと思って支持したもの」を省みなきゃいけないところに根っこがあると思うんだけども。

そんな過去の自分の過ちを認めるなんて、胆力あるんでしょうか?

 

出来れば、「経済の縮小」に抗して、安倍に何ができたのか教えて欲しいところ。

 

成長分野(だと思い込んでた分野)に資源を集中し、他を「無駄」と切り捨てる小泉以来(もしかしたらもっと前から?)の基本路線を維持したまま、縮小を食い止める方法ってあるんだろうか?

縮小均衡から脱するには、「とにかく、まず、削ること」を最優先に置くモノの考え方から脱却しなけりゃならないんじゃないか? と思っていて。

そこから脱却するのは、本邦の四半世紀を全否定することになりそうですけど、国民の側にそれを受容する覚悟あるのかしらん? という疑問が先に立ちます。

埋蔵金掘り起こしてばら撒き!! →埋蔵金なんてなかったよ・・・

民主党政権の失政にも懲り懲りのようですし

「投資しようにも原資がないんだから縮むしかねーじゃん」

ってのは割と誰も言わないだけで分かってそう。少なくとも俺はそう。

その被害のでかさに想像が及んでいない!! ってのはまったくそのとおりだろうとも思いつつ、「じゃあ他にどうしようがあるのかよ?」という反発も湧く。

俺より賢くて何倍もエライ経営屋の人たちが犇く大企業も、内部留保ブタ積みにしてんのは、別に私利私欲で溜め込んでるわけではなく、

「この国の将来を見限るあまり、有効な投資先がちっとも見出せない」結果なんじゃないの? って。

安倍ちゃんがチョコチョコ動いたくらいで・・・それ、何とかなるんですかね?

マイナス金利にしてまで押し貸しするように尻引っ叩いても「要らないです」って企業ばっかで銀行も苦心惨憺してるようなのに、それでも安倍の動き次第でどうにかなる?(あるいは、以前ならばどうにかなる局面が有った?)

・・・さすがに安倍を過大評価しすぎじゃないだろうか?

奴は総理ではあるけど、箸もろくに扱えないしょうもない小者ですよ?(暴言)

 

倒産件数の増加の中で「どれ(どの理由による倒産)がいちばん拙いのか」

安倍が為さなかった事の中で「ぜったいにやらねばならなかった対策は何か」

教えていただけたら幸いです。

数字は嘘をつかない。

嘘をつくのはいつだって人間です。

 

www.youtube.com

 

もう一つの方が騒動になってたけど、こっちの方が見た人の評価は高かった。

おおむね

山崎貴のくせに」

というなんだかひねくれた高評価。

なので気になって見てきた。

 

あんま期待してなかったので、冒頭の大和だけで元は取った気分になりました。

素晴らしいね。

今までは撃沈される大和の悲喜こもごもドラマがスポット当たってばかりだったけど、これはそういうのに配慮が一切なし。

精神力は物理の壁を越えない、というのをこれでもか、これでもか、とガンガン叩きつけてくる。

その戦闘中の演出もね・・・なかなかえぐいコントラスト。

「死ぬことしか望まれてない」大和 VS 生きてかえるのが割と当たり前の米軍

ベタだし、実際にはやってないだろ(やっても全部終わってからだろ)、って思うんだけどそれだけに効果抜群。

 ※追記※

http://www.warbirds.jp/ansq/6/F2000438.html

どのような資料かは明記されていないが、当時の乗員の目撃証言があったらしい・・・マジかよ。

制空権が磐石、何があろうと敵機が来ない状況であればあれほどの余裕ぶちかましも普通ってことか。

フィクションでないとすれば、絶望感さらにマシマシやね。

※追記終わり※

 

その後、10年ほどさかのぼって話が回り始めるわけだけど、序盤の学芸会風味なのは役者がまだ役柄にこなれてないのと、いつもの山崎らしくムダに喋らせすぎる展開でやっぱダメじゃん、って思ったんだけど。

中盤以降、この辺はだいぶ改善する。

ぴったり嵌ってくる感がある。

一番いいのは大角大臣の小林克也

しょうもなくてだらしなくてふらついてるみっともないおっさんやらせたら、ある意味最強だよねこの人。

リボルバー」の不倫してたらフラレタおっさん役もすげえ良かった。

みっともなくて。 

リボルバー [DVD]

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この映画でもその辺の「あぁ、ダメな人なんだこの人」というのを実に上手く演じてて素晴らしい。

橋爪功國村隼舘ひろしの三人がややくどい感じ(特に橋爪)なのに対して、自然体で「ふらついてる機会主義者」感がとてもよく出ていて素敵。

 

終盤に化けたのは田中泯

クライマックスの会議のシーンでの演技からラストの流れが怒涛のごとく。

こういうオチにするのか、っていうのはたしかに驚いた。

連載がまだ終わってなくて(原作のほうも評価高いらしい)、どういうオチにするのか不安視されてたそうだけど、これは田中(平山)VS菅田(櫂)のケリのつけ方としては納得できるのではないかしらん?

俺はちょっと引っかかったけど(以下ネタバレのため反転さす)、それでも良かったと思う。

 

「沈むために産まれる」というのがなんかね、ベストを尽くしてない感じがあって引っかかる。「おっきな時代の流れとして、大和がなくても日本人は戦争に突進する」というその見立てはたいへん正しいのだけど、それでもそこで足掻くほうが断然好みだよ、ってなる。

冷静なのは田中(平山)の見立てで、それに菅田(櫂)も納得したからこそのラストに流れるわけだけども、それはつまり「何があっても、どのように自分が手を尽くしてもこの国は変わらない」というのを受け入れてしまってるということで、そこが何とももどかしい。結局そうなるのが見えていたとしても、その正しさを自分で分かっていたとしても、それでも何とか止める手立てはないか、ギリギリまで足掻く菅田が見たかった。賢すぎる人、未来が見えすぎる人はある種、諦めがよろしくてちょびっと好みではない。面白かったけど。

 

他の映画よりも優先すべきか、といわれると微妙かもしれない。

元々のハードルが「山崎貴か・・・」という感じでかなり低かったので、いい意味で予想を裏切られて絶賛してる気がしなくもない。

けど見る映画が決まってないとか、映画は見たいけど、どれ見たらいいか迷っているのだが、という人にはお奨めしたいくらいにはよく出来た映画だと思いました。

落ち着いたらまたちょっと評価変わるかもしれんけど、今のところはそんな感じです。

やはり見てから語るのが基本。

騒動があると、それに乗っけて自説の拡散を図る連中がいっぱい現れるからね。

はてブホッテントリもなかなかに悲惨なことになってた。

現物を見た人たちが騒然としてたのならまだマシだったのだが、バズワードに引っかかって、それだけ穿り出して全肯定or全否定。

 

※現物見て阿鼻叫喚になってた例

www.cinema2d.net

uchimall.hatenablog.com

・・・こういうのが普通だよね。

「どうやら○○らしいぞ」(○○に適当な自分の心がイラッとするキーワードを入れてください)

ってのにのっかって自分の目で見もしないうちに沸騰するのは、人の振る舞いとしていかがかと思う。

ゆめゆめ気をつけたいところ。

 

しかしま、イラッとするキーワード切り取って他を全て捨象したうえで評価するの

デジタルっちゃデジタル。

ただ解像度がやたら低く焦点も浅く、なんなら対象を一瞥すらしていない、というのもあるけど。

 

そんななかこういう姿勢はやっぱり貴重だと思う。

www.watto.nagoya

www.zaihamizunogotoshi.com

amamako.hateblo.jp

 

愛知トリエンナーレと「表現の不自由展」に行ってきた|瀬川深 segawashin|note

 

自分用しおり。

主義主張で己の目を塞がれてワーワー喚く前に、ちゃんとこの目で見てみよう、ってのを実践するのはマジ大事。