貴方真剣な目をしたので。
金縛りにあってしまったように動けなくなる。
ほぼ一月ぶりくらいに、野良猫の黒い奴と遭遇。
猫ってなんでびびったときに固まるのかな。
いや薄暗いからといってまったく警戒せずに近づきすぎた吾も悪いとは思う。
けど闇溜まりのちょうど暗がりの中にいたら保護色すぎんよお兄さん(お姉さんかな?)。声が出そうになった。割とびっくりしたらすぐに声が出るほうなので。
お互いに存在に気付いてこっちは動けなかったんだけど向こうはたたたっ、って距離をとるのね。そして振り向いて固まる。
なんなの。なんなのなの。
警戒しまくってるんなら毛を逆立ててフーとかシャーとか言ってくれるとまだ意思が読み取れるのだが、じっと見つめられるとこっちも動きにくい。
しばらく睨めっこしたあげく、ふい、っと顔を背けて逃げていった。
アレはちょっと前は子猫だった奴だろうと思う。なかなか近づけないし、はっきりとは分からんけど、あれくらいの大きさの野良は今まで居なかった・・・と思う。
無事に夏を越したのだね。
あの炎天下、野良でどうやって生き延びたのか不思議だけど。
野良にしか見つけられない涼しい場所とか風の通り道とかあったのかな。
盛りにはどこに居ても汗が出る感じだったけど、良く今まで無事だった。めでたい。
これからも苦労するだろうけど、見かけたら応援するくらいには気にかけておきたい。
どうせなら保護できるのが一番いいんだろうけど、逃げられるだろうしな・・・。
野良とかが寄ってくる体質の人はすごいと思います。