ファイナルジャッジメント。
これ吾も見たけどホントショボかった。
なにがショボいって何もかも。
当時もメモってたんでそれを見ながら思い出しつつ書く。
1,脚本が酷い
開始5分で展開が読める。
こいつが死んでこいつが裏切る、という予想が大当たり。
当たったから嬉しいかって言うとバカにしてんのかって言いたくなる感じ。
2.演技・演出が酷い
冒頭の演説および選挙シーン
学芸会でも最近はもうちょっとマシかもしれない。
監督よくOK出しましたね。
吾のなかではあしたのジョーの「りきーしー!」と並ぶ出来。
これホントに映画館でやってよかったのか?
って思ったけどあしたのジョーがOKだしOKなのか。
けど全編そのレベルってのはホントどうかと思った。
瞑想して悪魔と対決するシーン
覚醒して神の啓示を受けるシーン
微塵も観客の予想を超えない演出
悪い意味で期待通りの演出
この辺の安定感は抜群。まるで監理銘柄のよう。
3.動機が酷い
選挙に負けたから。
4.BGMが酷い
なんか背景にずっと変な擦過音が入る
ヒロインと主役のたぶん見せ場かな、ってシーン。
あんまし盛り上がらないけど、作ってるほうやってるほうは「ここが見せ場!」って盛り上がってるつもりではあるんだろうというシーン。
潮騒かな、って思わせる部分もあるんだけどその強弱の付け方がマジで謎。
気になって気になって、他のBGMの印象なんて消し飛んださ。
右から左にショワショワショワショワ……イライラした。
集中して見れないが集中して見ない方がいいのでその意味では有効かも。
5.結末が酷い
まあどうせ見る人居ないしあらすじばらすと
・憂国の志士が立ち上がるけど誰も聞いてくれない
・なんかヤバイ左翼政党が政権握る(露骨に民主党モデル)
・アジアの専制国家に日本がいつの間にか占領されちゃう。民主党が売国したんや!
・宗教禁止の国なんで色々弾圧される主人公たち
・逃げ出した先で協力者と落ち合ったら、それは昔確執のあった父親たちだった
・祈りで何か変わるのかよ、って反発するけど、なんか経典が光ったんで頑張ってみる
・覚醒して、俺が救世主や!
・信仰なんて信じないもん、って恋人の裏切り
・けど最後には恋人も神の啓示を受けて再度主人公の下へ
・主人公が渋谷で演説
・みんな幸せになりました
クライマックスすごい。
むしろあそこまで緊迫感がないのは才能ではないか。
何がアレであそこまで頑なにユルイ追跡にしたのか今でも意味が分からない。
分かってしまったら教団の思うツボの気もするので、これでいいのだと思う。
6.宍戸 錠
仕事選べ。
雲母さんちょっとかわいいなって思った。
車椅子の子。
元気にしてるのかしらん。
元フミカスと仲良くしてるといいなぁ。
たしかに徹頭徹尾なんの面白みもないクソだったけど。
とにかくあの擦過音だけはダメ。
鬱陶しすぎる。
アレはクソ映画としては上位に入れていいクソ要素だと思った。
あんまりクソ映画を好んで見る趣味はないので、下には下が居るのかもしれんけど
ときどきセリフが聞き取れないし、何やってんだ音響とかその辺の人ォ!!
てなる。
これ全国180館とか上映してたんだよな
この次の「神秘の法」も若干減ったけど頑張ってた。
※見に行ったんでメモ残ってればなんか書くかも。
流石に三作目は付き合いきれなかったけど、その時は公開劇場もだいぶ少なくなってたんじゃないかな。
無尽蔵かと思われた教団の財力も、さすがにクソを連発しすぎると痛むんだなぁ、ってしんみりした覚えがある。
クソであることをぶん殴りたくなるような映画なら良かったんだけども
「まあクソだと思ってたしなぁ」ってあまり感慨が湧かなかったのは徒労感があった。
時間無駄にした後悔が湧いた。
クソ映画も突き抜ければネタになるけど、これくらいどうしようもないと
「擦過音うぜえ」
しかなくなるから、たとえクソ映画でも、よくよく吟味したほうがいいと思いました。