afurikamaimaiのブログ

テキスト打ちのリハビリのはずだったが、今は路頭に迷ってる

利他が足りない=利他リン

自己啓発はアメリカの新興宗教みたいなもんだ、みたいな話をどこかで聞いた覚えがある。

どこで聞いたかは覚えていない。この一点をとっても、出来の悪い人間のアタマはどうしようもないものだ。

 

引用原典がどこにあったか忘れた、もしくは、そもそも覚えてない

 

それじゃ真偽の検証不能じゃねーか、と。

けど「まあ偉い人が言ってたんなら」or「なんかもっともらしいね」というモヤモヤした感覚でなんとなく納得してしまっている事が多いのが度し難いよね、程度の低い人間。

まあそんな感じの「程度の低い、質の悪い人間のいい加減さ」に苛立ちを表明してらっしゃるブログをいくつか読んだんで多少はその辺を改善しなくてはならないという意識を持ちつつ、けどめんどくさいからこのまま書いちゃえ、という勢いで書く。

 

ん。

「めんどくさい」も便利ワードだから使わないほうがいい、もっと具体的に、って言うのも読んだな。もちろんどこで読んだかは忘れた。

もし「おめー俺のブログパクってんじゃねーよ」、ってお心当たりのある方はコメント欄にクレームお願いします。

で、何がめんどくさいのかを説明すると

  • 原典ぐぐるのメンドい。一字一句そのままのソースが見つかるまで探すのがダルい。
  • そもそも導入のさわりでしかねーんだからそんな手間かけたくない。

※さわりってのもホントは「序盤」とかって意味じゃないらしいですね。気が向いたら訂正します。

  • って言うかこれくらい読み流せ。ただのつかみだ。

 

ということで全てこちらの不精に起因するものです。まことあい済みませぬ。

 

思った以上に字数を費やしましたが、別に重要な問題ではありません。むしろここからが本題です。

昨夜も書いたけど自己啓発が異常に利他をプッシュするあの謎の風潮・・・

まだ20冊くらいしか読んでないけど、あれひょっとしたらアメリカンな西洋の人たちの気質に起因してるんじゃねーのかな、って。

口酸っぱくして毎度毎度「人のことも考えろ」みたいに言っておかないとダメなくらいに自己中な人が多すぎるんじゃねーのか? って。

 

完全に勝手な解釈ですよ? 特に理論付けとかあるわけじゃなくて、直感と偏見。

もっともこの偏見の根っこは「文章書く参考になるかな」って思ってちょっと読んでたこれに書いてあった話がベースになってる。

 

 他の文章作法本と毛色が違ったので好奇心から借りて読んだ。漱石みたいな文書けたらかっこいいじゃん、という下心より。けど「作家になる人向け」と書いてるのでやっぱりあまり参考にはならなかった。あと「こころ」disられすぎ。

 

例によって孫引きになるけど、この本に書かれたネタで、蓮見重彦反日本語論」では

「西洋」的な制度、文物、思考の根底を支配する排除=選別の力学

p.238

 というのがあって、イギリス留学中の夏目漱石

「西洋の原理」(上記の力学)そのものの野蛮さに直面し、骨の髄までそれに苦しめられた

p.238

 のだそうな。

この後の考察もいろいろあって、その暴力的な原理の生々しさ、しつこさが自己の内部にもあるという葛藤が夏目漱石の文学のベースになってるやで~、みたいな解説に繋がってるけどそれよりもむしろ、「排除=選別の力学」って話のほうが、ひっかかった。

 

夏目漱石が神経衰弱を患うレベルで苦しめられた生活の端々にどんどん漏れ溢れてくる西洋の原理(排除=選別の力学)って、今も西洋ではバリバリの現役ってことじゃん?

(本書中で、西洋近代社会では「代表」というちょっとオブラートに包んでるけど排除=選別って暴力そのものの野蛮さはぜんぜん隠れてないよね、って指摘がある)

ならそういうバリバリにお互いにお互いをぶん殴りあうような生活の中にどっぷり浸かりこんでるアメリカンな皆なら、定期的にリマインドしておかないと、そもそも心中に利他の精神というのが生まれる事がないんじゃねーのか・・・までは言わなくてもひょっとすると薄いんじゃないのか? って偏見が湧いてきた。

 

実際にアメリカ人に聞いたわけじゃないし。

「自然な状態での利他の精神、国民で比べたらどっちが強い?」

みたいな研究結果にあたったわけでもないので多分大いに間違ってるんだろうなと思うんだけど、漱石が心やられるレベルで悩まされた日常の端々にとにかく現れてくる「排除=選別」を血肉として生きてる人たちが、ヌルくてエモい感じがする吾たちのメンタルとが違うのは、ごく自然な事だとおもう。

それに具体的に「これが利他の発露だよ」って紹介されてる事例でも、「エッそれが?」みたいな些細なものから「それどういう風に利他に繋がるんだ?」という文化・風習の違いからピンとこないものまであるし。

 

書きながらちょっと分かってきたけど、アメリカンな自己啓発本が提唱してる利他って、当たり前だけど「日本人向け」ではない。

それにもかかわらず翻訳本(吾は英語が読めない)では「利他ってサイコー!!」ってなるから、なんか納得がいかないんだよ。

そのまま翻訳してるだけなんだからケチつけるところじゃないのかもしれないが、日本人的なメンタルにとって利他の効果ってどれくらいあるのか、その辺キチンと検証してから紹介したらどうなの、っていう引っ掛かりがあるんだ。

日本人が執筆した自己啓発もいくらか読んだけど、どうも

「n匹めのドジョウ狙ってるやろ」

って感じのが多い。吾の本を選ぶ眼力が拙いのはとりあえず棚に上げて断言する。

もっとアメリカンな本みたく心理学者とか臨床心理士? とかそういう人を動員してこんな実験したデータがあるんだよ、みたいなさぁ、そういうのが欲しいんだ。

 

今は

「これ(利他の効果)ってデータで実証されてるみたいだけどアメリカンの話だし?」

「薬もローカルな人種に合わせて臨床試験するんだろ?」

「じゃメンタルも日本にあわせてローカルな実証データないと信じられないよな」

「じゃけん利他の精神は非アメリカンな吾には関係ない話と思いましょうねー」

って感じで深く利他について考えるのを逃げてる段階。

 

・・・あらためて書き出すとロクデモナイなこれ。

けど自助努力ではどうにもなりそうにないので

 

「日本でも利他の精神に基いて動くといいことがあるんだよ」

 

みたいな実証データつきでプラシーボ効果のありそうな自己啓発本あったら教えてください。