先日の続き。
「先生と僕」より作者が前面に出てきてます。
これがいい。
相変わらず小宮のヤバみが溢れてるけど。
勘助もチラッと出てきてこの先どう言ったかがアッサリ窺えるようなセリフを残してるけど。
漱石を囲む人々のそれぞれがちょっと掘り下げられてる感じです。
寅彦に次いで小宮の登場頻度が多いかな?
読むと
小宮はいい奴だ(いろんな意味で)。
ってなります。
あと、巻末の文豪家族。
これこそシリーズ化すればいいじゃないの!! って思ったり。
芥川は漱石(母)と鴎外(父)の私生児
ってネタをいっぱい膨らますとこうなる、という感じのマンガ。
実際にはなかった絡みなので、妄想もはかどる模様。
手軽に読めて、
漱石だけじゃなくて周りに集まってた人も濃かったんだな、と実感できる逸品です。
人物名を冠した研究本が一冊でも出てることの有難さに感謝するのです
誰かが頑張ってまとめてくれた本を気軽に読める
これが当たり前のことだと思ってはいけませんよ
いやまったくその通りで、この本のおかげであの時代の漱石(夏目金之助)とその周辺の人たちのことをえらい手軽に読めるんだから有難い話。
一推しされつづけてる書簡集やらも読んでみたいですね。