ちょっと思いついちゃったんで書きます。
脳内自分はちゃんと「それはない」って突っ込んでるんですけど、それでも引っかかって帰り道フラフラしてたので、これは吐き出しておかないと中毒起こすと思ったんです。深刻なツッコミにはとても耐えない紙の城のようなものなので時機をみて認識を更新することもないんじゃないかな、と思いつつ、未来に続く事のない、今日浮かんだどうでもいいこと、を残していくのも一興であろうという風に開き直ってはじめます。
予防線の張り方はこれくらいでよろしいでしょうか?
では始めます。
華夷秩序ってあるじゃないですか。
(てか、このPC「かい」が変換できない。飼い主に似てバカなのかな?)
中華帝国があって、そのまわりの有象無象にちょっと世の光(文明)を分けてやんよ、っていう、かつて大陸の諸王朝が採用してた世界システム。
日本の意識ってそこからまだ脱してないんじゃないかなと。
そうじゃないや。
江戸期にぐらいに、日本は日本で俺が中心のミニ華夷秩序を擬制してたんだけど、それをポイッと捨てて先祖帰りしてるのが今なんじゃないかな、と。
・・・書いてみると陳腐だな。よくある認識の気がしてきました。
江戸期にミニ華夷秩序で
- 中華の王朝はでかい
- けど王朝更新のたびに血統が乱れてる
- いまや漢民族とかいう大雑把なくくりですら正統といえない(清帝国)状態
- 翻って日本は天皇家の皇統がずっと続いてる
- 中華のよりも優れてるんじゃね?
- つまり俺たちは中華とは別の世界の中心ゲット
みたいな意識があったんだけど。その意識が明治期とかに揺さぶられたけど、大陸があの有様だったおかげで、日本型の華夷秩序の意識は形を変えながらも、ギリギリ温存されて、そのままWW2の敗戦まで突っ走ったのではないかしらと思ったんです。
で。
WW2でボロ負けしたおかげで江戸期から続いてた「日本もなんだかんだで世界の中心やったやで」って意識が潰されて、ここで従うべき帝国としてアメリカを設定した華夷秩序のリニューアルがあったんじゃないのかな、と思いついたわけです。
ここまでならうろ覚えながら「どっかで読んだ話のちゃんぽんかも」って思うんだけど、この後
「むしろ江戸~昭和期の日本型意華夷秩序って認識の方が歴史的には例外では?」
「大帝国の形成する秩序序列のナンバー2みたいなポジションが性にあってるのかも」
と思ったわけです。
この辺もやはり、日米関係をジャイアンとスネオに喩える話で見覚えがあるんだけど、なんというか、もっともっと深い部分で、日本のメンタルって
子分の中の一番気質というか、事大な感じ
が底流にあるんじゃないのかな、ってそういう風に思いついてしまったのです。
完全に言いがかりな感じもするんだけど、アメリカにあそこまでボロ負けしてそれでも今はその敗戦自体なかった感じで一体感ミッチリになってて、そこにたいして違和感がないってのは、現実の利益ばかりで説明がつかない気がしたので
「もともと子分体質だから、アメリカみたいな強い親分にめっちゃ弱いんだよ」
みたいな民族の気質みたいな事を思いついてしまいました。まさかなぁ。
対米関係ではいろいろモヤモヤするものはあるんだけど、民族の気質という話で片付けちゃいけないことだよね。吾ながらちょっと安直すぎたと思う。にも拘らず否定してもアタマから離れないのでここに書きとめておく。
こういうトンデモに引っ掛かりを捨てられないまま年を食うと、リタイアしたときに自分勝手な歴史観を自費出版したりしちゃうのかなぁ、って思いました。
メンドクサイことを分かりやすく自分に説得力のある形で無理やり理解してしまうのはアカンと思った次第。
引っ掛かるだけならいいけど、そもそも根拠薄弱だぞ、ってのは忘れないようにしておかないと飲み込まれてしまいそうです。
けど押さえ込むのも難しいと思ったのでここに書きとめて、「まあそういう風に感じたこともある」というのは覚えておく事にしました。ちょっとスッキリ。