あともう少しでブログが継続90日になるので、無理矢理に書く。
普通に過ごしているだけで面白おかしい出来事があるような生き方はしてないので、すでにネタは払底している。
ではネタを探しに行こう、というアクチブな心性もこれはないのでほぼ詰んでしまっている訳だけれども、にも拘らず「書き続けたい」というその欲だけは消えないので今日はそれについて書きたいと思う。
書きたいことがないのに書きたい、というのは何なんだろうか。
続けてきた日数の重みゆえ、慣性が働いてどうしてもやらなきゃ気持ちが落ち着かない、という焦りもあると思うのだが、それだけではない気がする。
「しょうがないから、やるか」よりはもう少し積極的な意識で「書きたい」と思っている。
書きたいことがないから、むりやり書き始めてもそのうちに「これじゃないや」って途中で続けるのを断念して、下書きにそっと閉まってしまう。
そういった具合に公開せずに収納したどうでもいい駄文もけっこう溜まっていて、書き続けることで自分の中で
公開していいもの/悪いもの
の選別が少し厳しくなり始めたのかなあ、という感触は少しある。
読む側にとっては全く差異の見つからない同レベルの駄文に留まっているにせよ、自分の中でそういうハードルがあって、しかもそれに合致しないと公開しないという態度をとっている以上、単なる惰性よりももう少し強い欲求が働いていると思う。
ただ続ければいいのであれば、そういう拘りは不要なのに、なぜか拘ってしまっている自分のこれはなんなのか。少し捉え切れていない。
いちおうこれじゃないか、と思っている動機は三つ。
まず一つ目。
自分を少しでもよく見せるための見栄ではないか、と考えてみた。
駄文であるにせよ、過去に比べて多少マシ(自分視点)なものを公開することで少しは書けるという所を見せたいという欲。
・・・それがないとは言わないが、だとするとどうにも中途半端な印象。
ハードルは設けているけれども「時間もないしこれでいいや」と思って公開した記事も多数ある。これでは見栄が良くなったとは言いがたい。
見栄をよくするという欲求が動機とするのはやや弱いか。
二つ目は、承認欲求か?
内容そのものは割とどうでもよくて、書くことでとりあえず褒めて欲しい、という動機。
スターがつくと嬉しいというのは確かにあって、継続し続ければそれが増えるんじゃないかな、という期待はあると思う。
しかしそれが最大のモチベーションだったとしたら、自分の中で公開する/しないの選別をしているのはちょっと割にあわない気がする。バンバン公開してバンバン☆をつけてもらえばいいじゃないの、となるからこれも少し外れるかな?
三つ目。
実は何らかのテーマがあって、それについての考察を深めるために書いてる。
これはあるような気がしなくもない。
ブログについての考察はなんか繰り返しやっているし、そのテーマについて拘ってるのかな、というのは自分でも少し意識しているんだけど、それにしては散漫な記事しか書けていない。もっと深く掘り下げた考察とかがあってもいいんじゃないかと思うけど、どの記事も同工異曲になってるような気がする。そもそも拘っていたらもっとしっかり書くのではないか? 自分でもそこまでキチンと書けてない自覚があるからこれも違うと思う。
どれも続ける動機としてはないわけじゃないが、強く意識しているとは言い難い。
しかし書き続けている。
この目的のハッキリしなさ加減がなんとも微妙で落ち着かない。
ブログで
「伝えたい事があるんだ」とか
「いっぱい褒められたい」とか
「PV稼いでアフィリエイトで儲けたい」とか
そういうハッキリした目的がないのが、なんかちょっと後ろめたい。
どれもモヤモヤした形で混在して腹の底には溜まってる。
いっぱい褒められたいとも思うし、PVが1日1万とかなったらアフィリエイトやって小銭稼ごうとか、なんかいっぱしの社会論みたいなの書いて注目されたいとか、そういうボンヤリした欲望はあるけど、ではそのためにブログを書くか、というとそこまでじゃない。
にもかかわらず書きたいと思うんですよ。
この中途半端な感じ。けっきょく自分が何を求めてブログ書いてるのか分からない。
書いてるうちに分かるのかなぁ、と思って続けてきたし、何度か記事にもしたけどやっぱりまだ見えてこない。これからもダラダラ答えも出ないまま書き続けるんだろうか。
吾が事ながらちょっと先が読めない。
ただ分からないけれども見て欲しいという感覚だけはハッキリ自覚できるようになった。ので読んでもらえるのはありがたいけど、自分がいったい何を見せたいと思っているのか、それが自分で分からないのはムズムズする。
「これを見せたい」「これなら見せても恥ずかしくない」そんな自信が沸いてくるといいのだけど、いまだその気配はありません。
もう少し「見て欲しい」という欲求だけが亢進するとPVの集め方指南とかに靡いていくのかなという危機感はあるけど、そこに対してはまだちょっとだけ忌避感の方が勝っているのでしばらくは大丈夫そうかな、という意識もある。
ある意味、こうした記事を公開することでひょっとしたらそっち側にいってしまいそうな自分を戒めているのかな、というのも少し思った。
見せたい、伝えたいものがないのに、それでも書きたいと思っているこの不思議。
中身を充実させるのが先なんだろうが、待ちきれずにとりあえず書いてしまうこの感じ。不思議。
これからもしばらくダラダラ考え続けると思う。答えはいつか出るのかしら。
先は長い。