afurikamaimaiのブログ

この道は行き止まりだ。引き返せないよ。

雑誌を見て必死で答え探してるWEEKDAY.

で、ちょーどいいところに収まる増田。

anond.hatelabo.jp

 

前の記事の増田もそうなんだけどさ。

なんでこいつらナチュラルに主語デカなわけ?

一体いつもそれ何がため?

 

主語がないのもクソだなぁ、って思ってたんだけど、主語がデカいのもかなり不快。

 

なんだろ。

そこまでして自分を語りたくないのかな?

けど・・・増田だぜ? はてな匿名ダイアリー。anonymous diary.

そんな場所でくらいは

「俺からしたら40代男性なんてうんこみたいなもんだよ」

って「俺」で引き受けられないのかな?

どうして「女性」って広げるんだろ。

 

この辺に自覚的なのか無自覚的なのか、とにかく自分の好みでしかないものを自分で引き受けずに「多くの人がこう思っている」という事実にずらしていくのって卑劣だと思う。

お前の好みが多数派だからって、それが正義ってわけじゃないぞ?

「女性」なんてバカでか主語で語っちまったら、めっちゃんこマイノリティの

「40代男性も大好物」みたいな女性まで、「女性」から除外されてしまうぞ?

それでいいの?

 

いやいいのかもしれんけど。

「俺の周りでは40代男性をうんこ扱いしない女性なんていないもん、だからそうじゃない女性に配慮する必要ないもん」

みたいなノリで、実に簡単に排除してるのかもしれないし。

 

釣りだ煽りだってブクマカたちは言ってるけど、割としょっちゅう目にする気がしますよ、この手のマジョリティ側であれば主語をでかくして発話する「己」の存在を消す語り口。

そうやって多数派の肉壁に紛れてキツイ言葉を投げることで、引き受けなければならないはずの発した言葉の責任を限りなく希薄化することで自分を守ってる。

 

何時だったか(つい最近だったと思う)、日本人てなんでこんな冷酷なんだ? みたいな疑問を投げかけるブコメを見た記憶があるんだけど。

多くの人が、この自分を無化してマジョリティに紛れ込んで語るという語り方にあまりになじみ過ぎて、自分が使ってる言葉の強さに対してめちゃくちゃ鈍くなってるんじゃないかなぁ、って。

それがなんか必要以上に冷酷な言葉を投げつける昨今の流れに繋がってるんじゃないかと。

 

強い言葉を発したら相応の反応が返ってくるのは、よほど人間関係に没交渉な人間でもないかぎりは経験してると思う。

だから多くの場合、長じるにつれて自分で引き受けられる範囲の言葉の取捨選択で交流を試みるんだけども、上記増田やそれに類する語りをする人たちは「引き受けられる範囲」を意識してないように見える。

そもそも言葉を発したのが自分であってもその結果を引き受けなければならないという意識がないように見受けられる。

「たまたま自分が言葉にしただけで、マジョリティの間では周知の事実なので」という格好で責任を限りなく希薄化してしまって逃げるのが多い。

 

その強い言葉を発するのは俺でなくても良い。

その強い言葉はみんなの思いなのだからみんなが引き受ける。悪いのは俺だけじゃない。

 

たぶんこんな感じ。

「じゃあもうお前が発話する必要ねえじゃん」

って思うんだけど、それでも少しはスッキリするのだろうし、だからこそみんな(主語デカ)がこぞって「誰か多数派の代弁者」になって引き受けることなく強い言葉をポンポン吐き捨てることに躊躇がないんだろうな、とも思う。

 

俺はこういうの、すっごく醜悪で卑劣な振る舞いだと思います。

たぶん俺もやってるけど、責められたら引き受けてごめんなさいくらいはしたい。

開き直って「だってみんなそうだもん」ってすさまじく恥ずかしいよね。

少なくとも、俺の中では恥ずかしすぎるブザマの中でもかなり上位になります。

こういうブサイクに落ちないためにも、これからもなるべく主語はちっさく、引き受けられそうな範囲で語っていきたいです。