大掃除してると、主に本の整理してるとついつい手に取った本を読んじゃうことってあるじゃないですか。
探してたわけじゃないけど読みだすと止まらなくなる奴。
一方で、探してる時には見つからないんですよね。何なんだろうこの現象。
諦めたんで過去のうっすらとした記憶だけで書く。
なんか似たことを書いてる本があるらしい。読んでないが。
記憶に残ってんのは「減価する貨幣」
これでうまく大恐慌に伴う不況を乗り切った村があるんだよ、みたいなの。
思想そのものは知らん、というか忘れた。
今現在もその「減価する貨幣」を地域通貨として流通させてる自治体がドイツ他数か国にあるらしい。
これ思い出したのはコロナ騒動で「カネ配ったら貯めるじゃん」って言われてるのと、とにかく経済回さなきゃ始まらないだろ、って言われてるので気になったから。
地域通貨で国の仕組みとしてふさわしいのかどうか知らんけどさ。
持ってるだけでどんどん価値が減っていくものなら、価値ある何かに早めに変えたい≒買ったり売ったりして経済回したい、って動機に直結するっていう仕組み、と読んだ。
富豪が溜め込もうにも溜め込めないから格差の平準化にもつながるよ、みたいなことも書かれてたような気がするけどこの辺は曖昧にしか覚えてないので自信がない。
さておき。
現今の騒動はまあ長期化がほぼ確定した中で、とりあえず生き延びさせることを狙うのならこの仕組みっていいのではないのかなあ、ってぼんやりと思い浮かんだのです。
富の蓄積ってのにはクソ向かないけど、カネがくるくる回るのには適してるんじゃないの、って。
昔のやり方は紙幣にシール貼って価値が減っていくのをカウントするみたいなめんどくさいやり方だったようだけど、電子マネーにして期日ごとに残高を削るとかすれば仕組みも簡単でやりやすいんじゃねえかな、とか。
あくまで素人考え。
これ導入できるのにかかるコストとか時間とかはほとんど考えてない。
けど「ただ持ってる、溜め込んでる」ということがお得にはならないってことを身体的に実感させるには、こういう分かりやすい仕組みにまで落とし込まないと、消費しよう経済回そうっていう気分にはならないんじゃないのかな、って思った。
騒動が終わったとして、そのあとすぐに経済がグルグル回るにはよほど人心を焚き付けないとしょうがないんじゃないか、その時に日本銀行券をバンバンばら撒いたところで額が大きかったとしても、ひょっとすると効果薄いんじゃないか、と。
より詳しいことはこの本に書いてあるらしいが、読みこなせるわけもなく。
誰か識者の見解を待ちたいところ。