日本人はそういうふわっとした「全体的に良くなる話」よりも、ダイレクトに「自分にだけ響く話」のほうが反応しやすいと思ってる。
「出産奨励自体が気持ち悪い」になってない?
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もっとダイレクトな施策のほうが良いと思うんだよな。子供を作るといいことあるよであれば良いのに、子供を作らないと(作れなくても)損するよ、なのが良くない。
2023/03/03 19:58
例として挙げるならば、いま喧伝されてる子育て乞食へのバラマキ誘導ね。
いざ自分たちが当事者となるまでは
「所得制限あり・年少扶養控除なし」
の政権奪還後の自民党の児童政策を「良きもの」として受け入れてきた連中なんだけど、
そいつらは率先して当時の子育て世代を叩いてた。
そして自分たちがその子育ての当事者になるとなった途端に「所得制限なし」を要求するようになった。卑劣極まりない。
・・・んだけど、これなんかが典型的に「全体が良くなることへの嫌悪感」の表明だと思う。
先行子育てが民主党流の子ども手当をもらうのも、自民党流の旧来の児童手当に戻るのも、いけ好かない。
だからこそ「ポルポトバラマキ乞食」という自民党の言説に全力でのっかっていった。
厳しく叩いても産むやつは産む、その程度の認識だったか、あるいは近い将来子育て世代に突入する自分たちは、そのような「施し」に頼らずとも生きていける…そのように考えていたのかもしれない。
で、目論見どおりには楽ちん子育ての見込みが立たなくなったからかつて吐き捨てた罵倒をまるで無視して「所得制限なし」を声高に乞食する。
ピンポイントにクソ狭い自分中心にもたらされる利益についてはかなり敏感なんだよ。
そしてそこに敏感だからこそ自分以外の連中が優遇されているように見えると発狂する。
先行子育ての、子ども手当の維持や旧来の児童手当への回帰を派手にぶっ叩いたのと、自分が子育てになった途端に所得制限なしという優遇を要求するのは表裏一体。
常に、なによりも優先して「オレが、オレが」が本性。
動物として実に正しい。動物としてね。ヒトとしては畜生ですが。
子育て乞食たちがいま求めてるような優遇の絶叫は、先行する世代も別の分野で、あるいは遍く分野で声高に叫び続けてきたものとリフレイン。
ホント滅びろよホモサピ。
そうした日本人の動物としての本性、理性を優越する行動基準を政治屋はその嗅覚で見抜いているからこそ、ピンポイントに優遇策を打ち出したのだと思う。
実装されたら意外と上手くいくんじゃないかな。
なにより出産したあらゆる属性に対して均等な助成をするよりもずっとお金がかからない。出産の引き換えに奨学金減免という制度が出産数の底上げにどれだけ寄与するかはすげえ疑問だけど、国民の群れがさして懐も傷まず「やることやってます」というふりをするのにはちょうどいい落とし所ではないですかね?
もし万が一、「広範囲にリーチする異次元の少子化対策」なんてやったら税負担どれだけ大きくなるのやら。そん時に生じる反発に比べたら今回のはかわいいもんじゃないかなぁ。