一人ひとりだと品行方正のように見えなくもない人々も、数人群れると途端に傍若無人に振舞い始めるあのメカニズムはなんなんだろうか。
行列なんかでもそうなんだよな・・・
行列を作ることでそれはとても行儀のいいことです、みたいに評価されることもあるけど、何軒か集まってる一画でそれやられちゃうと余所のお店に入れませんよってなっちゃうというね。
こういう時に隣家あるいは隣のお店の入り口はせめて空けておいてね、みたいなことは告知するんだけどそれが守られることがあんまりなくて、けっきょくその苦情で営業を断念せざるを得なくなっちゃいました~みたいな話をさっき聞いてふと思った。
行列で順番待ちしてるから殺到よりは行儀がいいと思ってたけど、こういう弊害もあったのね。
そこまで傍若無人ということでもないんだろうけど、集団になることで意識レベルが低下して自分が今並んでるところは他人んちの入り口なのだ、っていう感覚が消え去ってしまうんだろうな、と。
そういえば学生の頃のチャリ通学では同級生たちと道幅いっぱいに広がって駄弁りながらチンタラこいで何も思わなかったのを思い出した。同じ穴の狢ですね。
歩行者全体に迷惑かけてる分、自分たちの方が悪質だったかな?
今さらながら反省するんやな。
人間、いつの間にか無自覚に想像力に欠けた行動をしちゃってるものなのかも、と自戒を込めて。
※チンタラはこっちの方言で「テレンコ」っていう意味です。