タイトルは柘植久慶。
※実用性はゼロだけど読み物として面白い。ハイパークリエーターの高城さんみたいな感じ。
面白い増田があったのでちょっと便乗する。
他にも何かお勧めの設定あったら教えて。
ということですので思い浮かんだ奴をちょっと羅列しておく。
ブコメでやろうかなって思ったけど収まらなさそうなので、ブログでやるよ。
増田はさ、国民の生活困窮と自身の安全を確保し延命する政治家とを対立するかたちでやろうと思ってるみたいだけど、それはちょっとパンチが弱すぎると思うんです。
なんていうの?
争いは同じレベルの者同士でしか起こらないって言うアレみたいな。
政治家みたいな上の方の階層違いの連中に対するヘイトよりもむしろ、近在の同じようにしょっぱい小者・大衆どうしの相克の方がより有り得るし、リアリティにも満ち満ちていると思うんです。
だいたい、おっきな目的のために団結するってスキル喪って久しいでしょ、この島国のホモサピ。
野党がいまだにチンタラしてるのも。
与党がズタボロ状態の安倍をどうにもできないのも。
「オレとは違うアイツが嫌い」というムラの中ばかりにフォーカスして外側との接続を拒絶し続けてる小集団がお互いにただ孤立してるだけ、というのは両翼・思想問わずの現象なわけで。
今さら、国民 VS 政治家 なんておっきな枠組みでは話が作りにくいと思うのです。
なので。
俺が考えたところによるとですね、こんな感じになります。
~以下、適当な妄想です~
現在進行形の景気浮揚策、瀕死のある業界を救うためにリスクを甘受したうえでそれでも推進しなければならない、という崇高な理念のもとに開始されたのだが、その成果が芳しくない。
もとい、芳しくないとは言えないのだが、それぞれがその浮揚策に対して持っていたイメージがあまりにも異なっていた。
瀕死状態の業界は、それによって全員救われるだけのゼニの巡りが復活すると思っていた。
→実際のところは、業界の枢要部(心臓と脳髄、それが難しかったら脳髄だけ)を救う最低限度の需要喚起に留まると推算されているのだが、業界の多くの大衆はそれを知らなかった。
反対派の人々は、それによって圧倒的多数の人間が旅行し、この疫病を伝播するに違いないと思っていた。
→実際のところは、「そんな策があろうがなかろうが、自由主義体制に生きる市民の行動は抑制できない」ので移動は生じる。景気浮揚策の実行/停止による旅行者の増減に有意差はないという現実を、反対派の多くの大衆は知らなかった。
と、いうわけで。
業界の大衆は「景気浮揚策が失敗したのは反対派のせい」と喚き。
自粛を目指す大衆は「景気浮揚策があったせいで感染拡大が破局的に増加した」と喚く。
相互に憎悪を募らせる状況が作り上げられる感じになります。
んで、こうやってあったまってきたところに業界の巨人企業がぶっ倒れるかも、ってニュースが流れて、そこが
「政府ちゃん! もっぺんオゼゼ注入よろしこ!」
ってやっちゃったりしたからさあ大変。
業界の皆は「次は俺が直接注入してもらおう」と思ってるから全力でアシスト。
直接給付ならうぜえ自粛派の声は気にしなくてOKだから。
自粛派の皆は「ふざけんなそんなムダ金ばら撒いてんじゃねえよ」って全力でヘイト。
すでに景気浮揚策でニンニク注射受けてる上におかわりとか死ねよ、って思ってる。
こうして極限に達したあたりで、ちょっとした小競り合い、業界の一部店舗なり物件なりに投石事件が起こるみたいな些細なことから相互の激突に発展して
自粛派はゲバ棒持ってみたり、業界派は半グレ雇って自粛派リーダーを襲撃してみたりとしっちゃかメッチャかになっていく。
~以上、妄想終わり~
などというのはどうでしょうか?
妄想と書いてるけど、けっこうな確率で有り得るんじゃないかなってひそかに自信もあったりする。
GoToをもってしてもそこから零れるのは確実に出て、それがけっこうな規模の企業であってもそう驚かないし、自粛派も過激な人いるしね。空気次第ではどう転んでもおかしくないと思う。
動かしようのないものを無理して動かすとどっかに不具合は出るもんですよ。
移動したい人を抑えるのも無理がある。
移動したくない人を焚き付けるのも無理がある。
政策を実行したことで相互にその政策が思ったような結果を出さなかった*1不満とストレスを爆発させるんじゃないかという不安はけっこう強いです。
*1:一部自粛派から見れば、感染拡大という結果になればむしろ臨んだ結果というかもしれない。「GoToやったからこうなったんだ」と喧伝したがるだろうから。