※だいぶ長くなりそうなんでタイトル変更。
明日にしよう。
なんということでしょう、全然分からない。
俺たちは雰囲気ですら哲学をやっていない。
前回の「史上最強の哲学入門」で参考文献として挙げられてた奴。
これは新書だからきっとチョロいですね、と思って読みはじめたけど、初っ端でやられた。
…旧い本だからか知らないが、言及してるブログも多い。みんなちゃんと読めたってっことか…スゲーな…
いやそもそも、自分の思想をもったことさえないのだと思う。一瞬たりとも自分の思想を持つことができないようなある運動を――その運動そのものに対する疑いがそこに内在している哲学の運動を――彼はいつからか始めてしまったのだ。
・・・
どうしようこの言い回し。
読めるけど意味が「・・・うん?」ってなる。
特に―― ――で囲まれた部分ね。
この種の読み難さがあるのと同時に、以前読んだ本と違わなくないか? という部分もたくさんある。
ちょっと混乱してアタマが追いつかないので、しばらくここをメモ代わりにして色々考えたい。
手始めに序文から気になったことを拾っておく。
- ニーチェという人物とその思想が「世の中にとって意味のあるもの」「役に立つもの」として紹介されている。→マチガイ。
- ニーチェのそれはいかなる世の中的な価値もない。それがニーチェの類稀なる価値だ。
- 反社会的な思想家であり、特別な種類の真理について語っているのは彼しかいない。
- その真理の恐ろしさについて解釈者たちはごまかし、骨抜きにしている。
- 解釈者たちは、ニーチェから問いではなく、答えを受け取っている。
- ニーチェはかつて問われなかったことを問い、今また問われなくなったことを問うた。
- ニーチェを評価する枠組みは、彼の仕事によってつくられた。
- ニーチェを後ろ盾にしてモノを言いたくなる時、必ず何らかの復讐意思がそこには隠れている。
- ニーチェに頼って元気が出ているそこのオマエ! ニーチェ的批判は全部オマエに当てはまるぞ!!
うしろ二つがもっとも気になったところ。
というか・・・まさに自分がそのように理解して生活の道具として「この考え方は使えるかもしれんやん」という構えでこの本を読みはじめたところだったので、図星をつかれた感がある。
うーん。
困ったね。
オマエが求めてるような答えはここにはないぞ、と言われてしまった。
しかし、文章がなんかややこしくてくどいんだけど、価値はないけど価値はある、っていうのだけは何となく伝わってくる。
気になるので投げ出さずにちょっと読み進めてみたい。