afurikamaimaiのブログ

この道は行き止まりだ。引き返せないよ。

正味のところ、ではどうすれば良かったのか?

delete-all.hatenablog.com

 

斜め読み。

お気持ちは分からんような分かるような。

氷河期世代にはまぁ入ってるんで同意できる部分もなくはないかな、と思う。

 

ただこれは違うかな。

氷河期世代支援はいらない。 - Everything you've ever Dreamed

「支援やってますというアリバイつくりの氷河期世代支援ならいらない……」とヒゲガンダム氷河期世代)が言っている。

2025/04/25 19:37

b.hatena.ne.jp

ブロガーとヒゲガン(∀ガンダム)の思想とは大きく異なる、というか真逆に近いメンタリティだと思ってる。アイコンが歪んでるのもその表出だと受け止めていたのだが、如何。

 

で、本題のことになるとこれ読んでるとしゃあないかな・・・ってなる。

 

あの時代のみんなに

「親とおなじだけの果実(≒明確に先行世代に優越する利益)を獲得すること」

を達成するには条件があまりにも悪すぎた。

企業群が高度成長時代とおなじだけの成長を持続できるかい?

今ある生活の不便を超えて利便性を高めるなにかってどれくらいある?

という難問。

いろいろ無理ゲーすぎたな、という思いはある。

ただ、そうした内外の状況の悪化を、公共が受け止めきれずに個々に投げたよな、という思いもある。

けどここは「頑張ればよい未来があるよ」という空気に染まりきってて

その反射として「頑張ってないからお前の未来は暗いんだよ」という評価に自分も周囲も縛られてるみたいなところがあった気もする。

(狭い観測範囲にすぎないが、自己責任論がもっとも苛烈な世代の気がする。

 どうだい? みんなの周りのおぢ・おばの生き様は?)

 

まぁそれはさておき。

なんで今でてきたのかな? というのはちょっと腑に落ちないところもある。

ただ「こうなんじゃないかな」というぼんやりした仮説は自分で持ってて

玉木の若年層減税法案

new-kokumin.jp

 

への反応の微妙さを見て、これへのカウンターになる選挙の目玉として打ち出した感は否めない気がするのね。

就労支援が軸、というのもこれとリンクしてるのかな、とも勘ぐってみたり。

www.joint-kaigo.com

需要は増大する一方だけど、従業者が居着かない職種でも「不安定な非正規雇用」の連中にあてがうにはちょうどよろしかろう、非正規よりは収入も上がろう、という目論見? みたいな。

 

 

とりとめのない話になったけれども、一番しんどいと感じたのは

政治屋の皆さんも「救う対象を絞っていること」だったりする。

 

みんなまるごと面倒みよう。

困ってる人は助けるのが社会の使命。

 

綺麗事だけども、それを掲げられない。

それをするには原資が足りない。

 

それはそのとおりなんだけども、なによりもイキリ側すらも

「成長して原資を拡大してまるごと救う」というソリューション

成長ですべてを救うニッポンの将来への期待と信頼を表明しない

それが当たり前になったことが、一番キツいなって。

 

成長してもせいぜい、一分野を救えればマシ(切り捨て絞るところが出るのはしゃーない)

というリアリズム。冷徹に見ればそうなんだろうけど。

本邦の将来に対して大きな期待と自信をあからさまにする人々が払底してしまったこと。

イキリ側すらも「明るい将来」を提示できる範囲がごく狭い界隈(往々にしてそれは自身の支持基盤のみ、ムラのみであったりする)に限って語っていること。

 

これこそが衰退国家の一番しんどいところだな、って思った次第。

みんな仲良く健やかに伸びる、というのは妄想でも、その妄想を鼻で笑って。

余計なものを切り捨てて生き延びられるところだけが生き延びる、というのが

モノの考え方として「当たり前」になっちゃってるのが、老いそのものだな、と痛感するのです。