こういうの見ると割と虫唾が走る。
冷笑リアリストというか、生活保守の極致。
俺たちは生きたい!
だから、ちょっとしたズル・卑怯はしょうがないじゃん、という奴。
ココロの弱さ情けなさみっともなさを突き付けられたときに逃げ込む屁理屈。
この屁理屈ってめちゃくちゃ魅力的で、自分でもしょっちゅうそっち側に流れるから、ことあるごとに潰しておかないとどこまでも堕落するんだよね。
少なくとも俺はそう。
この増田が致命的に卑劣なのは、「悪辣な事業者」がいかにも一部であるかのように読み取れることだ。
大多数だよ。
https://www.mhlw.go.jp/content/11202000/000680646.pdf
PDF冒頭のグラフを見りゃ分かるが、労基が検査数を増やしてるのに違法業者の割合はぜんぜん減らねえ。ふざけてんのか。
この辺に業を煮やして、という面もあって正面から実習生は移民です、って認めるようになったんだよな。
ここで予言してた通りってわけでもないが、やっぱり
「技能実習じゃないと立ち行かないんだよ」
「技能実習はマシなんだよ」
という増田が現れたのにはちょっとため息が出る。
いい加減に現状に甘ったれるのはやめにしようや、大人なら。
何もかもうまくいってない現実を前にただそれを受け入れるだけってなんだ、負け犬か?
「あの」自民党ですら、自分らが安く仕入れた外国人労働者に「教育なんてしてない」ってのをようやく認めざるを得なくなったんだぜ?
技能実習のカラクリは保守の縋る自民党においてすら、もはやどうにも取り繕いようのない劣悪な「建前と実態の乖離」が露呈してしまった。
技能実習生が労働法制の保護から外れてるおかげで、それと比較して日本人が買いたたかれる現実を鑑みるに。
増田が訴えるべきは「技能実習」→「特定技能」への付け替えの促進だと思うよ。
まあそうされると困る経営屋もウジャウジャ居るからこその現状だとは思うけど、そいつを追認してやらなきゃならん道理は俺にはないので。
地方だろうがなんだろうが、法律もまともに守れないんなら人雇うの止めちまえ。
そうすりゃ死ぬのも栄えるのも、自分と自分の一族郎党だけで済むぜ、経営屋。
基礎基礎の基礎をぶっ飛ばして理念を語るクズどもは総じて滅ぶべきだし、理想論理念を騙るしか能のないリベラルを現実の棍棒で殴りつけるのなら、同じ棒で法もろくすっぽ守れない保守どももフルスイングで撲殺するのが人として正しいスタイルだと俺は思います。
※帯に注目。