続報キテた。
第2ラウンド、ファイッ!!
赤字沿線住民を人質にとる戦術から変更して、相手の書類不備をつく作戦に出ました。
こっちのが効果的やろうね。
しかし停留所の設置許可を地権者からもらってない、ってのがガチなら
これから許可を取り付けて、あらためて国に提出して・・・ってなるだろうし
予定通りの運航開始は難しそうだね。
運航開始を遅らせることが出来るだけでも両備的には得点だろう。
車検切れで大いにやらかした両備の喰らったペナルティほどの打撃が行くかは分からんが。
しかし面白い、といっては語弊があるかもしれないけど、興味深い。
自由競争だー、っつって
「じゃあ公共機関としての責務棄てるわ」って脅されて右往左往。
規制を緩和して自由に行くときの今まで割を食ってたところをだれがケツ持ちするのか、ってのがまったく手当されないままずんずん進み過ぎてきたのが噴き出した感じ。
戦術として「沿線を人質に」ってのは好き嫌いあっただろうけど、真面目な話、赤字路線を維持するうえで誰が主役になんの? ってのは誰も考えてこなかったんだろうな。
都市部は
「赤字? じゃあ死ねばいいじゃん」
くらいの感覚だったんだろうけど、それじゃ地方はもたんのよな。
かといって両備から路線買い上げ、自分たちで運行するってのはついに自治体からはいわずに、協議会を設置するだけで濁した模様。
どっちつかずやなぁ。
俺が責任もって赤字被るわ! だから好きに競争しろ!
って、公共の責任をギリギリまで引き受けるか
赤字なら止めろや! 沿線知るか! だから好きに競争しろ!
って潔くポイっとかなぐり捨てるか
どっちかはっきりさせればよろしいのに。
自由化進めるときに
「誰にとってもニコニコだよ」って不安を訴える人たちをごんごん擂り潰してきたしっぺ返しのよう。
最終的には自由化の利益はいっぱいあるのかもしれないけど、今まで規制して、私企業守ると同時にそれに公共サービスを依存してたような構造からの移行はこれからも大混乱なんだろうな。
自治体はおそらくケツ持ちから逃げる、ってのが吾の偏見なので
これからもいっぱい、行政が身軽になるための自由化には反対させていただきます。
増税が耐え切れなくなるまで。
どう考えたって、行政が逃げたときに放り出される側だもんな。