それはきっと切ないこと。
ブクマカたちは「何やってんだ国内メディア」っていうし、大手に関しては全くほとんどその通りなんだけども、先鞭はもうずっと前につけられてるんすよ。
国内から(海外の支援を仰いでるけど)。
冗長だけど一連のシリーズは暇なときに読んでみると面白いかも。
ロシア・ドーピングとも絡んでる人物がガッツリ。
まあ・・・
色々しょうもない職業人だらけなのはたぶんその通りで、編集権・報道しない自由を駆使してるのも事実なんだと思うんだけども、「そうではない」人が居たからここまでこれたという点も、たまには振り返ってみるといいと思う。
PMがマリオの扮装してドヤ顔だったあの頃から、動く人は動いてた。
今よりもずっとずっと、日本のプレゼンテーションの優越をぴゅあぴゅあに信じてる人士もはるかに多かった。
けれどこれらの地味な取材の積み重ねもあって2018年にちょろっとだけTV・メジャー国内紙でも報道されて(パパディアクの線とか、シンガポールのペーパーカンパニー報道とかのあれ)、そのあたりから保守・右翼層の愛國人士の論調が変わってきた。
ゼニで買って何が悪いとや!!!
ってね。
ゼニで買われてることは竹田元皇族が渡欧を断念した時にほぼ確定したっぽいあたりから、体感では空気はだいぶ変わったと思う。
こういう流れ自体はごくごく最近なんだけども、それ以前から問題を掘り起こしてたマスコミ人がいて(この場合はガーディアン紙の動きが大きい)、その一角にちゃんと日本のマスコミ人がいたからこそ、の流れだということは覚えておいていい。
マスメディアの中にあっても、誰も彼もが本音と建前、ゼニが回ればそれでなんでもOK牧場、という雑なリアリストになってなかったというのは、ほんの少しだけだけど心強かった。
大手新聞がこぞって軽減税率の毒饅頭を自分から喰らいに行った現実主義路線とやらを見てただけになおさら。
どういう顛末になるのかはわかりませんが。
「ならぬものはならぬ」をきちんと堅持できる日本人もいることは、忘れずにいたい。
願わくば、それが中の人に居て欲しかったけれども。
そこはちょっと望みすぎかもしれない。みんなおカネ大好きだもんね。俺も大好き。
おカネの甘ったるいお話が転がり込んできたときにきちんと耐えられる自信はない。
けどもし一線を越えたとして、甘ったるい話に乗っかってしまった後悔と羞恥心は人として捨てたくない次第。