イヤホントそうですよね。
けっきょくキチンと価値を発信してこなかったツケ。
五輪で「なければならない」という核心的な価値を自分たちは守る、高める、そんな言葉はついぞ出ないまま
「やることが決まってる」
「契約」
「そもそも日本の感染者は図抜けて低いんだからビビりすぎ。チキン野郎」
「経済を止めるな」
脅し文句しか出てこなかった。
止めようとしても開催されるから黙ってろよ陰キャ・足引っ張るしか能のないはてサ。
みたいのも頻繁に見たな。
けっきょく連中が拠って立つところは多数派の空気、それだけだったわけ。
とはいえ。
俺もその多数派の空気はおよそ覆しがたいとちょっと前までは思ってた。
キャンキャン! 中止だ中止! って騒いだところで五輪で利益を享受する人の方がおそらく多かろうし、石の下に潜っておこう、って決めてた。とっととくたばれよ、という気持ちは熱く燃やしたまま。
どうも尋常ではない、と思ったのはTVの番組シフトがまだ五輪対応になってないのに気付いたとき。
まだ番組占拠してまるごと、ではなく、スポーツコーナーのトップニュースになればいい方の扱い。
こんなのってある? 開幕1カ月前だよ?
目立ってたのはこれくらい? 見てないので分かんないけど。
NHKニュース7、いきなり「五輪選手壮行会」をオンエアしだす。NHKの特番なのか、壮行会の報道なのかわからない不気味な作り😳そしてまた「東洋の魔女が忘れられない」言い出す菅首相、「がんばれ、にっぽん!」😨 pic.twitter.com/RWKg1IX7vL
— 加藤郁美 (@katoikumi) 2021年7月6日
脱線するけど、キャプチャ見たtwitterユーザーから「気持ち悪い」とかリプが殺到してるけど、この辺の批判は無駄というかピントがずれてると思う。
この演出が刺さる相手・訴求したい相手は、今現在の最大のテレビっ子勢力にして大票田の高齢者の皆さん。
そもそもテレビっ子でもないし投票率も低い「国民のみなさん」や、そもそも批判的な「こんな人たち」な有権者層は端から眼中にないと思いますよ、ガースー。
内容よりはむしろ、量がいつまで経っても増えないのが予想と大きく外れてて困惑している。
これ、俺が思っている以上に反五輪の空気って強いのか?
と思っていたところに上記の加藤発言。
かなり驚いた。
反発よりもずっとそっちの方が大きい。
ウソだろ?
仲間内のウェーイだけでなんとかするんじゃないのかよ!?
って。
今も受け止め切れてない。
テレビなどでの観戦を通じて様々な応援をお願いしたい。
しっかりと情報発信を引き続きしていきたい
正気かよ。
そこを曖昧にして逃げ回ってこその政権だろうに。
説明から逃げ回っているうちに反対派も飽きてくるからそうなったら俺の勝ち、こそが菅自公政権の最強戦法だろ?
五輪の空気、もっと派手に燃え上がると思ってたんだけどな。
自助共助をさかんに喧伝してきた連中が変節するのはなんというか不気味。
外からじゃ推し量れないけど、都議選もアレだったし、五輪開催されればガラッと空気が変わるという読みは外れたんだろうか?
くたばれ五輪なんて言っておきながら、内心では国民の皆さんの五輪信仰はすごい分厚いから、この読みだけはまず外れないだろうな、と思ってた。
今も思ってる。
ホントにホントに、開催までこの逆風が吹き続けるんだろうか?
開催されてもこの逆風がずっと続くんだろうか?
って。
で。
もし万が一、そうであるなら、協力を求めるのに多数派の空気で何となく察しろよな、という攻め手しか持ちえない政権は、そうとう厳しいだろうな、と思った次第。
既に外に出ない人たちは出ないんですし、それが感染拡大の抑止として機能しているけど、さらなる協力を求めるのなら…この辺を確実に「潰せる」という信用を得るしかない気がします。
私は、私の所属する組織でオリンピックCOVID-19リエゾンを務めています。#東京2020 はこれまでのところ、くだらなくて、髪の毛が抜けてしまいそうです:スレッド https://t.co/F4qz1p4doJ
— mold (@lautream) 2021年7月6日
手続きがgdgdなあまり、なし崩しに行動抑制がぶっこわれていく過程。
空気に頼るこれまでの戦法を変えないのであれば、「みんな我慢している」という空気から(たぶん本人もあんま望んでない形で)逸脱する、こうした海外からの来訪者をなんとしても抑え込むことが大事だと思いますよ。
正直なところ、アスリートも国民の皆様も、そこまで派手に逸脱するとはあまり思えないのよね。だから言うほどに感染が拡大するのか? というのにはすこし疑念を持っているけれども、これらジャーナリズムによって拡散されることについてはけっこうあり得ると思っている。
すでに前科がある。
協力を求めるのであれば、例外のない行動規制を張る、という覚悟と毅然たる姿勢を示さないかぎり、靡く人はそう多くないと感じてます。
しかしホントにどうなるんだろう?
7月に入ったらもう口を噤むしかないと思ってたのになんなんだこの空気。
狼狽えるほかない。
成功してほしいとは微塵も思ってないけど、いずれ帳尻合わせしてくるだろ、という五輪当事者の能力に対するふわふわした信頼感がとんでもない買い被りだったと露呈するのも何となく凹みます。